FGBG4160AR(MUSEA) 【97年発売CD】
廃盤、ボーナス・トラック1曲。
バーレーンと言ったら石油とサッカーくらいのイメージしかないけど、こんないかにもな名前のシンフォ・バンドがいるとは。しかもGENESISとDEEP PURPLEを混ぜたようなサウンドで、日本人の琴線にビンビン触れてくるって!?
中東はバーレーンのグループ、82年作の1stアルバム。コテコテの哀愁溢れるメロディをこれでもかと奏でるギター、分厚いキーボード、手数多くシャープなドラム、野暮ったさがいかにも辺境的で愛すべきなヴォーカルをフィーチャーしたドラマティックなシンフォニック・ロック。「哀愁」てんこ盛りなアンサンブルはかなり暑っ苦しいですが、これでもかと「哀愁」で畳みかける展開は、分かっていてもグッときてしまいます。GENESISとDEEP PURPLEを混ぜたようなサウンドは、日本人の琴線にはビシビシときます。
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次作に比べると荒削りな感じはするが・・・(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
バーレーンのキャメル系バンドとして知られるOSIRIS。
ジャケ中を見ると、髭を生やした「如何にも中東」なメンバーの写真が並んでいるのだけれど、演奏はプログレ路線なのだ。
このバンドを知るまで、中東とプログレは結びつかなかったなぁ・・・。
私は2ndの後にこのデビュー作を聴いたので、どうしても2ndと比べてしまい、垢抜けない感じを持ってしまった。
そのため、購入後はあまり聴いていなかったのだが、あらためて聴いてみるとその荒削りなところや力強い演奏こそがこのアルバムの魅力なのかもしれない。
ハードなギターがその印象を強くしているのかもしれないが、それがいい方向に作用してバンドの勢いを加速させている。
相変わらず早くテクニカルなドラムとプログレ度の高いキーボード、そして(あまり上手いとは言えないけれど)哀愁感たっぷりなヴォーカルが絶妙のバランス。
2曲目が少し異色で、それ以外にも中東色を感じさせる部分はあるが、もちろんシンフォニックでメロディアスなパートも含まれ、このあたりはキャメル系バンドとしての面目躍如!
2ndを期待し過ぎるとちょっと違うかもしれないけれど、これはこれでアリなんじゃないかな?
ボーナス曲は、メンバーが異なるアルバム未収録曲。