IGR011(INNER GARDEN) 【2024年発売CD】
CELESTEのリーダーやMUSEO ROSENBACHのギタリストが在籍したイタリアン・ロック・グループと言えば?フロイド『UMMAGUMMA』あたりに通じる雰囲気のカオティックな大作や、GG、BS&T、ヒープらのカバーを収録した未発表音源集!
後にCELESTEを結成するマルチ・プレイヤーCiro Perrino(ドラム/フルートを担当)と管楽器奏者Leonardo Lagorio、MUSEO ROSENBACHのギタリストとなるEnzo Merognoが在籍したイタリアン・プログレ・グループ。23年リリースの『ROCK & STOP』に続く、69〜71年にかけての未発表音源集。今作では17分と27分の大作に加えGENTLE GIANT/BS&T/Roland Kirk/URIAH HEEPらのカバーを収録。奇声に近いヴォカリーズとフリーキーに狂乱するオルガンをメインにカオティックに進行する、フロイドの『UMMAGUMMA』あたりに通じる雰囲気を持つ17分の冒頭タイトルナンバー。そして終始響き続けるパーカッションの金属音とピアノ/オルガン、サックス/フルートらが繰り広げる前衛的ながらもイマジナティヴで不思議な聴き心地の良さがある26分の最終曲。70年前後のイタリアにここまでのアヴァン・プログレを鳴らすバンドがいた事に驚きます。また、ズシズシとヘヴィに迫るリズムとワイルドなオルガン&ヴォーカルによるGG「Why Not?」は粗野でカッコいいし、ジェスロ・タルによるカバーも知られるR.Kirk「Serenade To A Cuckoo」はサックスを主役にコロシアムを彷彿させる渋いジャズ・ロック調で聴かせていて、名曲カバーの数々も聴きモノ。一部はライヴ音源と思われ音質が良くありませんが、70年当時のイタリアン・アンダーグラウンド・ロックの熱気や実験精神が十二分に伝わってくる貴重音源集です。
CELESTEのリーダーやMUSEOのギタリストが在籍したイタリアン・ロック・バンドと言えば?69〜71年に残された未発表音源が23年初リリース!キース・エマーソンばりの存在感で弾きまくるハモンドが痛快な、エネルギッシュで緊張感みなぎるアンサンブルが炸裂!
後にCELESTEやMUSEOで活躍するメンバーが在籍したバンド、69-71年録音の唯一作!クラシカルにもジャジーにも変幻自在なハモンド・オルガンを主役とするエネルギッシュで勢いのあるプログレは、Vertigoなどの英アングラ・ロックやクラウト・ロック好きにも響きそう!
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