KSCD942(KISSING SPELL)
トラッドに根ざした透徹さ、ニック・ドレイクにも通じる優雅さ、陰鬱なるアシッド風味が一体となったサウンドは、ただただ深遠・・・。モノクロのジャケの通りにどこまでも引きずりこまれる英SSW逸品。
トラッド・フォーク・ギタリスト、Nigel Mazlyn Tonesが76年に自主製作した1stアルバム。トラッド・フォーク的な曲からSSW然とした曲まで、繊細なタッチの彼のギターとヴォーカルが味わい深い佳曲揃い。しっとりとした雰囲気のヴァイオリンなど、ゲスト陣の演奏も素晴らしく、各曲を一段深みのあるものにしています。英国フォークの名作。彼の奏でる12弦ギターは艶やかで素敵です。おすすめ。
NICK GARRIE/NIGHTMARE OF J.B.STANISLAS
72年リリース、管弦楽器が彩るリリカルなアンサンブルと美しいメロディが秀逸な英サイケ・フォークの名作
1,120円(税込1,232円)
ワーナー移籍後第一弾となる68年作、「アイリッシュ・ソウル」と言われるサウンドを確立した代表作
シンガポール出身、ミュージカル『ヘアー』にオリジナル・ロンドン・キャストとして出演した英SSW、透明感と緊張感みなぎる71年作、クリス・スペディング、アンディ・ロバーツ、ドリス・トロイなどが参加
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傑作(0 拍手)
2さん レビューをすべて見る
この人の他のアルバム(Sentinel)を以前聴いて、その浮遊感が気に入ったものの、いまひとつピンとこないところがあったのですが、このアルバムは全体のバランスがとても良いし、表題作はびしっときまっていてとくに好きです。