FONOCAL2711(FONOCAL)
ボーナス・トラック8曲。
辺境らしい味わいこそ薄いですが、ストーンズ/ヤードバーズ/ヴァン・モリソンらのカバーを秀逸な演奏&アレンジで聴かせます。オリジナル曲の出来栄えにも注目の、レイト60sアルゼンチン・サイケ・ポップ!
レイト60sに活動したアルゼンチンのサイケ・ポップ・バンドによる67年デビュー作。3曲がオリジナル曲で、あとはROLLING STONES、BOX TOPS、Van Morrison、YARDBIRDSなどのカバーで構成されています。カバーは英語ヴォーカルで、同時期の英国シーンと遜色ないクオリティの演奏&アレンジで手堅く聴かせておりお見事。自作曲も同時期の英サイケ・ポップを手本にしたナンバーで、かなりの出来映え。「Silence」で聴けるオルガンのひなびた音色に、2年後に出るCARAVANの1stが浮かびました。カバー曲・自作曲ともに、当時のアルゼンチンでここまでのレベルで聴かせるグループがいたことに驚き。南米・辺境ならではの味わいこそ薄いものの、欧州以外のレイト60sロックを窺い知るには貴重な一枚です。
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