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FULLY QUALIFIED SURVIVOR

MICHAEL CHAPMAN

REP4687WY(REPERTOIRE) 【97年発売CD】

評価:50 1件のレビュー

英国が誇る激渋SSW、ハーヴェストよりリリースされた70年作2nd。ちょっぴり浮遊感のあるサイケなアレンジも施しつつ、乾いたアコギのアルペジオと硬派な歌声がカッコイイなあ。

英いぶし銀フォークSSW、ハーヴェストよりリリースされた70年作2nd

ハーヴェストよりリリースされた英フォーク系SSWの70年作2nd。ゲストとして、後にDavid BowieのギタリストとなるMick Ronsonが参加しており、サイケデリックなアレンジが効いたフォーク・ロックが楽しめます。ハイライトは、いくつか収録されているエレクトリック・ギターを導入したナンバー。乾いた音色のコンガをバックに、ブルージーなエレクトリック・ギターと哀愁味を帯びたアコースティック・ギターが溶け合います。低音で絞り出すような歌声も相まって、英国らしい陰鬱ながら美しいサウンドは、ROY HARPERにも通じる魅力的なもの。サイケデリックな楽曲ばかりではなくアコースティック・ギターによる美しい旋律を前面に出したバラッドも収録しており、SSWらしい魅力も楽しめるアルバムです。

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評価:5 このほの暗さが英国(1 拍手)

Humanflyさん レビューをすべて見る

チャップマンが昨年亡くなっていたことを、かなり後になって知り、ショックを受けました。日本ではあまりいないファンの一人を勝手に自任していたのに、リアルタイムで気づかなかったなんて。

元から知名度が低いだけの話なのか、とっつきにくいからなのか、日本での人気・認知の低さは話にならないものがあるチャップマンですが、相当にアルバム数がある中で、初期四作くらいはどれも英国フォークに関心がある人は聴いて損がない名盤ばかりです。

また、初期数作は本人とは別に、リードギターを置いているのが特徴ですが、この二作目は、二曲ほどしかリードギタリスト(クレム・クレムスン)が参加していなかった一作目と異なり、よりリードギターが前に出て、チャップマンの押し寄せる波のようなアコギと丁々発止を演じています。Stranger in the Roomで冒頭から響くリードギターはミック・ロンスン。曲によってはストリングも加わり、この二者、三者のせめぎ合いが、あまり他のフォークロックにはない聴きどころの一つになっています。

エレキのリードギターが目立つ曲では、Soulful Ladyも名曲ですが、英国フォークだというのにある種のファンク要素もあり、タイトル負けしていません。アルバムタイトルは、この曲の歌詞の一節から取られていますが、意味が取りにくいこの言葉は、「(その証言が)十分に信頼出来る生存者」ということのようです。

アルバムジャケットは、波に翻弄される小舟の果ての島の向こうからギターを手にしたチャップマンが浮かんでいるというアートですが、裏ジャケ・内ジャケは波間にチャップマンのでっかい顔がコラージュされていて、船をひっくり返しそうになっています。よって筆者は「海坊主」アルバムと呼んでいますが、難破した船の生存者は何を語ったのでしょうか。

ナイスレビューですね!