帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり
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猥雑な中で、きちんと泣かせます(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ベタなブルーズ曲は「フロイズ・ホテル」のみ。これがタフなビートにのせた強力な1曲です。ファースト作のブルーズべったり、よりかは、ホワイトR&Bの曲が中心です。彼らのスタイルはこのレコードで完成し、次はいよいよライブ盤ということになります。ピーター・ウルフのボーカルは、歌手というよりDJに近くて(当然ではありますが)けしてリズムを踏み外さない早口のまくしたて。ここまで喋れたら、喋ることが楽しいでしょうね。わたしは、ひたすらうらやましい。J・ガイルズ・バンドだけはカラオケやろうと思いません。
聴いていて、ゴスペルのコール・アンド・レスポンスのスタイルに近いと思うようになりました。どかどかした、垢抜けないリズムの上を、ハモニカ、オルガン(ピアノ)、ギターが代わる代わるソロをとります。猥雑ながら洗練されています。どの曲も同じようなスタイルなのに飽きません。「Whammer Jammer」ではマジック・ディックのアンプリファイアされたハモニカがすごいの。超絶。
英国や欧州とちがい、米国のバンドはR&Bやアフリカ系音楽とどうしても折り合いをつけなければなりません。そうしないと足が地につかない。その分豊かさを感じる度合いが高いように感じます。2023.01.07