「音楽歳時記」 第百回 妙な記念日だよ全員集合! 文・深民淳
季節の移り変わりに合わせて作品をセレクトしてきた、音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。第100回目となる今回が最終回となります。どうぞお楽しみください。
BADFINGERから出発する、英パワー・ポップ・セレクション
英国の様々なパワー・ポップの作品をピックアップしてまいります!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
GLAMCD105(7T'S)
英国出身のグラム・ロック/ハード・ポップ・バンド、SWEETの後期三作品がデジタル・リマスターで復活!ボーナストラック3曲含む、全12曲
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干折れあり
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あなたはスイートが好きですか(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「ニュー・ヨーク・コネクション」は、「ウィグ・ワン・バム」のB面曲です。スイートの曲と言えばこれだけで、残りはニューヨークをテーマにした全て他人曲というコンセプト・アルバム。ニューヨークと言えば、ルー・リードかパティ・スミスじゃねえの、と言えば、それらもきちんと入っているという優れた選曲です。「ユー・スピン・ミー・ラウンド」(デッド・オア・アライブ)なんて、すっかり忘れていました。ほとんど選曲は完璧です。わたしが付け加えるとしたら、ジェネシスの「ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ」とブルー・オイスター・カルトの「シティズ・オン・フレイム」ぐらいかな、と。
スイートは、現在アンディ・スコットだけをオリジナル・メンバーとする、懐メロ、ドさ回りバンドになり果てています。活動拠点は米国らしい。しかし、「フォックス・オンザ・ラン」や「ティーンエイジ・ランペイジ」にはいまだに需要があり、仕事には困っていないようです。わたしは2012年にこれが出た時、スコットならではの時代に迎合する肌感覚が何より嬉しかったです。いいぞ、「ゴールド・オン・シーリング」。いいぞ、ラモーンズに「ボールルーム・ブリッツ」をはさむセンス。現在この盤は入手困難であり、好きなだけこれを聴ける自分が嬉しくなるんです。2022.08.17