71年作3rd。ジョー・ウォルシュが参加した最後のスタジオ・アルバム。代表曲「ウォーク・アウェイ」収録
盤質: | 無傷/小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
※ ホチキス錆あり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷/小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
※ 帯無
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最初の一音が耳をとらえる(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
タイトルは三作目…ではなく「三人」の意味(「1/3」を英語では「ワン・サード」だから)です。ジョー・ウォルシュだけのグループではなく、ジム・フォックス、デイル・ピーターズが拮抗した演奏力を誇ってこそ。さらに三者三様の曲づくりが堪能できるレコードです。とは言いましても、やはりウォルシュの豪快なギターには、思わずほほが緩んでしまうカッコよさがあります。コーラスの明るさ、アコギのカッティング、パーカッションの使い方には米国ロックの魅力が凝縮されています。加えて、ジェイムズ・ギャングにはアバンギャルドなアプローチがどの曲にもあって、ブリティッシュ・ユーザーにも満足いただけるはずです。
「シングズ・アイ・クッドビー」の空間のとり方なんか、ぶっ飛んでいます。ベースはポール・マッカートニーみたいですし。驚くぐらい時代を感じさせません。「ミッドナイト・マン」は、フリジッド・ピンクも握手を求めてくるファズ・ギターをバラードの伴奏に使っています。ここらへんのセンスは、他のハードロック・グループに真似できません。改めてウォルシュの先見性、独自性にうならされてしまいます。
このあとライブをはさんで、ウォルシュとジェイムズ・ギャングは道を別れます。ドミニク・トライアーノやトミー・ボーリンがギターを弾くギャングも、わたしは好きです。2022.10.11