デジタル・リマスター、定価1314+税。
メンバー全員背が低かったグループにロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わったら特に「スモール」じゃなくなったんで「フェイセズ」に。そんな彼らの最高傑作がこちら。ゴキゲンなしゃがれ声ヴォーカルとパワフルなギター、サイコーに愉快な酔いどれロックです。
スティーヴ・マリオットが抜けたスモール・フェイセスに、ジェフ・ベック・グループからロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わりフェイセズが誕生。彼らの最高傑作との声高いのが71年リリースの本作3rdです。フェイセズの真骨頂と言える酔いどれロックの佳曲ぞろいですが、中でも特筆なのが代表曲の「Stay With Me 」。ファズの効いたエレキが軽快にリフを刻むオープニングから、力強く響くドラムを合図に、太いベースとスライド・ギターが雪崩れ込み、軽快なピアノも重なって、フェイセズにしか出せない酔いどれグルーヴで突っ走ります。ロッドのソウルフルなヴォーカルもテンションみなぎっていてグッとくるし、「Guitar!」のシャウトに応えるように入ってくるロンのギターソロがまたカッコいい!ラストへ向けて上りつめる演奏はまるでライブの熱気と興奮。とことんグルーヴィーで愉快な酔いどれロック名盤です。
エリック・クラプトン/ジンジャー・ベイカー/スティーヴ・ウィンウッドらビッグネームが集結するも半年という短命に終わったスーパーグループ、69年唯一作
必殺の名曲「All Right Now」収録、70年リリースの代表作3rd
ブリティッシュ・スワンプ/ホワイト・ソウルの名シンガー、ブリンズリー・シュウォーツの面々をバックに制作された72年デビュー作
名ヴォーカリストPeter French在籍、BLACK CAT BONESを母体に結成されたヘヴィ&ブルージーな骨太ブリティッシュ・ロック・グループ、71年作
「音楽歳時記」 第百回 妙な記念日だよ全員集合! 文・深民淳
季節の移り変わりに合わせて作品をセレクトしてきた、音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。第100回目となる今回が最終回となります。どうぞお楽しみください。
「ねずみジャケ」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
来年はねずみ年ということで、「ねずみジャケ」というテーマでFacebookに投稿してまいりました。
「ハスキーボイスが特徴的な男性ヴォーカリスト」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
しゃがれた声が味わい深い、ハスキーボイスのシンガーを集めました。
「音楽歳時記」 第四十五回 10月23日 電信電話記念日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
メンバー全員背が低かったグループにロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わったら特に「スモール」じゃなくなったんで「フェイセズ」に。そんな彼らの最高傑作がこちら。ゴキゲンなしゃがれ声ヴォーカルとパワフルなギター、サイコーに愉快な酔いどれロックです。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、若干カビあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 黄ばみあり
帯【有】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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走るのが良い、モタるのが良い(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしはロン・ウッドのギターを上手いと思ってはいません。しかし、刀で言えば刃で切るのでなく鍔元で押し切るような力強さがあるのがこの盤のギターです。ほとんどディストーションのリフの塊。ソロの部分も不器用ながら味があります。彼らは英国最高のロックンロールバンドと言われています。たった4作しか残していないにも関わらず…。ロン・ウッドはスライドも駆使していまして、かなりのシカゴ・ブルーズ・フリークであったことが見てとれます。このギターと、ドタンバタンというリズムが、田舎くさくて強靭で、とってもフェイセズ。
彼ら前身のスモール・フェイセズは、R&Bの影響をあらわにしたスタイリッシュな作風を押し出していました。ロン・ウッドとロッド・ステュアートも「モッズ」だったところは同じ。でもフロントが変わるとこれだけバンドの持ち味が変化するのが不思議であります。泥臭さはストーンズに似ています。
さらに彼らの特徴は、リズムがモタったりハシったり変幻自在なところです。これをやり過ぎると「ヘタ」という烙印が押される可能性もあるんです。フェイセズのリズム変化は名人です。リズムを支配しているのはベースであります。久々に彼らのCDを取り出してみました。聞き惚れてしまいました。2022.03.28