DREAM THEATER/A CHANGE OF SEASONS
95年作、フロイド/カンサス/クイーン/ジャーニー/ディキシー・ドレッグス/ジェネシスのプログレ・メドレーを収録
240円(税込264円)
DEVIL'S STAIRCASE/DEVIL'S STAIRCASE
元アングラガルドのドラマーMattias Olsson参加。米国やメキシコからのメンバーで構成された多国籍ヘヴィ・プログレ新鋭、20年作。
790円(税込869円)
「音楽歳時記」 第四十八回 1月13日 タバコの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
2017年ベストアルバムTOP25-米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表
米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表の今年の25枚です!
「音楽歳時記」 第三十三回 ハロウィーンですが、何か? 文・深民淳
深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
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現存する最大のジャム・バンド(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしは好き嫌いを越えて「ものさし」のような存在感になっています。職場のだいたい同じトシの洋楽好き仲間とよくカラオケに行っていました。不満だったのが、だいたい80年代の曲をみんなが歌うこと。60、70年代の音は「知識」であって血肉になっていないのがわたしらの世代です。ツェッペリンはライブか「プレゼンス」から、フロイドは「炎」「アニマルズ」からです。そこへ行くとウォーレン・ヘインズは、70年代の音を血肉にしています。同じトシなんですよ、わたしとヘインズが。だからヘインズがやる曲ぐらいは血肉にしておきたいし、彼と組む演奏家の音ぐらいは知っておきたい、というのが「ものさし」の理由です。
音の存在感が素晴らしいです。かつてツェッペリンに「存在感」というアルバムがありましたけれど、それ以上かもしれません。「ゲーム・フェイス」は、まるで「カシミール」のようです。ウォーレン・ヘインズの色気やマット・アブツの叩きっぷりは当然すごいです。それに輪をかけて打ちのめされるのがアレン・ウッディの演奏です。曲の土台もリードもこなしてしまうベースなんて聞いたことがありません。すごい音圧です。
彼らはジャズやレゲエ、ストーンズもフロイドもやるので捉えどころないと思われるかも…。ブルーズとヘビーロックを軸足にして半歩ずつずらしているだけなので、そう考えるとぐっと判りやすいと思います。2022.04.09