帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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パンクってただストレートなだけだと思っているでしょ(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしが本当に夢中になってレコードを買いあさったのが78年から84年だったと記憶しています。パンクにはいまいち馴染めなかったものの、バウハウスやシンプル・マインズ、U2、エコー&ザ・バニーメン、スージー&ザ・バンシーズなどがどんどんイノベーションを起こしていく時期でした。その中でマガジンは、自分にとって常に独特の立ち位置にいるバンドです。
性急なビートと反比例する絢爛豪華な演奏。ハワード・デボートの書く詞は文学的感興を掻き立てられます。デイブ・フォーミュラ、バリー・アダムスン、ジョン・マギーオというメンバーは、よくぞ集まったというほど。穴がありません。オールド・ウェーブのユーザーにとっても入りやすいバンドでしたし、パンクが次のステージに突き抜けていくブレイクスルーに間違いなくなっていました。
彼らの特質はパンクの一次衝動をうまく美学に落とし込んでいるところです。本当は上手いんだけど、わざとめちゃめちゃに弾いているフシがあって、あざといばかりです。ギターのジョン・マギーオは、バンシーズやPILになるととてもテクニカルになるんですが、マガジンのファーストではまだリフ一直線で通しています。この人のギターが癖になるんです。ナイフを喉に突き立てられるみたいで。
わたしにとって70年代、60年代はあとから勉強した傾向がありあり。ナマでシーンの地響きを体験したのはやはり80年代だったです。05.Burst のドラマチックさをぜひ味わってください。