EVR002(EVRAAK) 【2021年発売CD】
帯付き仕様、定価2000+税。
女性ヴォーカルとサックス奏者を擁する日本のプログレ・バンドによる1stフルアルバムなのですが、これは凄い。KING CRIMSON+MAGMAか!?と戦慄していると、「暗黒版MR.SIRIUS」と言えちゃうようなサウンドも繰り出してくる、驚異のテクニカル・ヘヴィ・プログレ!
2018年結成、女性ヴォーカルとサックス奏者を擁する日本の6人組プログレッシヴ・ロック・バンドによる21年1stフルアルバム。1曲目から度肝を抜かれます。一音一音がタイトで強靭なリズムをバックに、思わずのけぞってしまうほどヘヴィなギターリフが刻まれ重厚なサックスが唸る、KING CRIMSONとMAGMAを合わせたような音塊が迫りくるヘヴィネスと呪術性に満ちたアンサンブル。そこに美声の女性ヴォーカルが太古の呪文のごとき歌を乗せます。KING CRIMSON、MAGMA、VDGG、あるいはアルゼンチンのBUBUあたりを想起させる振り切ったテンションの暗黒プログレがとにかく強烈です。と思うと2曲目は、クリムゾン『RED』の「Fallin Angel」や「Starless」彷彿の哀愁を湛えた叙情派ナンバー。ギターとサックスがユニゾンで畳みかけるテクニカルなパートと、エモーショナルに歌い上げる女性ヴォーカルとの対比が劇的です。KING CRIMSONやMAGMAファンには問答無用でオススメですし、変拍子満載のテクニカルでキレのある演奏の中、女性ヴォーカルが日本語で歌う時の和の情緒を感じさせるサウンドからは、「暗黒版ミスター・シリウス」なんてワードも思い浮かびました。これは凄いデビュー作!
BUDDY MILES/A MESSAGE TO THE PEOPLE
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SUBMARINE SILENCE/THERE'S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM
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