元CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN〜KHANのベーシストによる72年ソロ、ブリティッシュ・オルガン・ロック傑作!
1,150円(税込1,265円)
ジャケットはロジャー・ディーン、VERTIGOからリリースされた70年作、ユニークな曲進行が耳に残る個性派ブリティッシュ・ブルーズ・ハード
1,390円(税込1,529円)
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UKのエンジェル(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ベイビーズのジョン・ウェイトの声に少し似ているケリー・ドリスコール。彼とリード・ギターのトニー・スミスが創業メンバーだったようです。ポール・チャプマンがいたことで、UFOのユーザーから知られています。ハードロックが下火になった頃のデビューで、エンジェルのような路線を狙っていたのでしょう。ギターがふたり、キーボード担当がいる6人編成で、複雑なアレンジを施されている人工的なハードロックという印象です。
ファースト作は、ビートルズの「シー・セッド・シー・セッド」のカバー(これが結構カッコいいです。)から始まります。ロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースをしていて、メリハリが効いた音がめまぐるしく展開します。5. A New Day からの流れは、クイーンのような組曲です。ベイビーズやクイーンのユーザーが聞いたら軽い既視感を覚えてしまうでしょう。
8. The Bells Of Berlinからがセカンド「Firing On All Six 」であり、ボーカルがジョン・スローマンに代わっています。彼はロバート・プラントに比較されることもあるボーカリストです。ファーストの人工的に作り上げたような音に加えて躍動感があってドラマチックです。チャップマンとトニー・スミスのギターは、様々な音色で登場してきます。英国的な音だと思います。シンセサイザーの音が大きすぎるのが玉にキズです。