BIGPINK748(BIG PINK) 【2021年発売CD】
紙ジャケット仕様。
一打一打の武骨な重量感と手数多いジャジーなスタイルを兼ね備えた、職人的ドラミングがたまらなく素晴らしいなぁ。ザッパ「WILLIE THE PIMP」のいぶし銀カバーも聴き所です!
リヴァプール出身、BLUESBREAKERS、ZAPPA BAND、JOURNEY、JEFFERSON STARSHIPなど名だたるグループを渡り歩いた名ドラマー、彼が70年に結成し数か月間活動したバンドBLUE WHALE名義でリリースされた71年作。ヴォーカルはJUICY LUCYのPaul Williams、キーボードはRETALIATION時代からの盟友Tommy Eyreです。そのサウンドは『VALENTYNE SUITE』あたりまでのCOLOSSEUMを彷彿させるブルージーな哀愁をたっぷり湛えた激渋ジャズ・ロック。一打一打の武骨な重量感と手数多いジャジーなスタイルを兼ね備えた職人的ドラミングに乗って、キレのあるオルガンとギターがスリリングなインプロヴィゼーションを繰り広げるアンサンブル。そこにJUICY LUCYでも印象的だった雄々しくアクのあるヴォーカルがブルージーに歌い込むサウンドは、派手さは皆無ながら迫力は満点。注目はやはり、ザッパの『HOT RATS』収録ナンバー「WILLIE THE PIMP」のカバーでしょう。生来のダミ声を生かしてビーフハートそっくりに歌うPaul Williamsと野太いフルートが濃密に絡むグッとテンポを落としたテーマ部、そして痺れるほどカッコいいタイトなドラミングの上でギター、オルガン、ブラスが丁々発止で掛け合うインプロ・パートで構成された、いぶし銀なカバーが楽しめます。本作制作の数か月後に渡米しザッパ・バンドに加入する事を考えても大変興味深い一曲です。上述のとおりCOLOSSEUMファンには是非聴いて欲しい作品!
BUDDY MILES/A MESSAGE TO THE PEOPLE
エレクトリック・フラッグ〜バンド・オブ・ジプシーズにてマイク・ブルームフィールドやジミヘンを支えた名ドラマー、71年作。
2,190円(税込2,409円)
プログレ名曲のカバーが楽しめる作品を古今東西から集めました!
1O月カケレコ・ベストセラーを発表!カケレコ・ユーザーの皆様が今どんな作品に注目しているのか、ぜひチェックしてみてください☆
COLOSSEUMファンに聴いて欲しい、ブルージーないぶし銀ジャズ・ロック選
COLOSSEUMファンに聴いてもらいたいブルージーでジャジーないぶし銀アルバムをセレクトしました!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。