5236882(POLYDOR)
最初は完璧なシンフォニック・ロックを披露する1曲目に耳を奪われるけど、ダンディなヴォーカルが登場する以降の曲もイタリア叙情がほとばしっていて堪らん...。Wギター&Wキーボードの分厚く安定感のあるアンサンブルも素晴らしい、伊シンフォの決定版ですね!
単発ながらイタリアン・シンフォニック・プログレッシブ・ロックの頂点に君臨する名盤を生み出したグループによる77年作。テクニカルでタイトなリズム・セクションをボトムに、アコースティック・ピアノやアナログ・シンセサイザー、チェンバロ、ギター、フルートといった楽器がふくよかなサウンドを彩る作風であり、ツイン・キーボード、ツイン・ギター編成で聴かせるその叙情性とファンタジアはイタリアン・シンフォニック・ロックの中でも飛びぬけたクオリティーを誇ります。PREMIATA FORNERIA MARCONIやMAXOPHONEといった叙情性と牧歌的な雰囲気を持ったグループにも全く引けを取らない奇跡の1枚であり、且つスリリングな技巧に裏打ちされた名盤となっています。
LATTE E MIELE/PASSIO SECUNDUM MATTHEUM
ELP影響下のイタリアはジェノヴァ出身キーボード・プログレ・バンド、「マタイ受難曲」を題材とした72年作1st
1090円(+税)
ピアノに注目して世界のプログレを探求☆
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『雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行』と題しまして、透明感あるファンタスティックでリリカルな作品を求めて、世界中をご案内!
ケースツメの形状により、側面からのジャケへのツメくい込みがある場合がございます。ご了承ください。
奇跡の復活を果たして、2012年作をリリース!しかも、あの77年の名作と、同時期にイングランドで生まれたイングランド『ガーデンシェッド』を掛け合わせたような、最上級の傑作だって!?
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷/小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
※ 若干カビあり
最初は完璧なシンフォニック・ロックを披露する1曲目に耳を奪われるけど、ダンディなヴォーカルが登場する以降の曲もイタリア叙情がほとばしっていて堪らん...。Wギター&Wキーボードの分厚く安定感のあるアンサンブルも素晴らしい、伊シンフォの決定版ですね!
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遅すぎた大傑作(23 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
77年1st。
初めて聴いたときの感動が未だに忘れられない作品です。
70年代後半、彼らを取り巻いていたであろう不運な状況は
想像に難しくありません。
プログレは確実に衰退期を迎え、向かい風の中でなんとか
この作品を産み落としたLOCANDA DELLE FATE。
ひたすら溢れ出る叙情とテクニカル且つ自然な変拍子。
緻密で構築的なバンドアンサンブル。
ツインギター、ツインキーボードによるふくよかな音像。
フルートの儚げなフレーズ。
それらをボトムで支える手数の多いドラム。
衰退期に彗星のごとく現れ、消えていった名バンド。
この作品を聴くたびに、プログレという名の巨編映画のエンドロールを
見る思いなのです。
70年代の伊シンフォ・プログレ集大成!(8 拍手)
appo128さん レビューをすべて見る
70年代当時、リアル・タイムでは知らなかった。アナログ・生楽器とヴォーカル(コーラス)主体の正にイタリアン・シンフォプログレ傑作。
懐かしい音作りと曲想はPFM的でもあり、凌駕しているかも知れない。他にも様々な影響が垣間見られ、70年代イタリアン・シンフォ・プログレの集大成と位置づけても良いのではないか!?テクニック偏重ではないが、確かなテクニックに裏付けられた演奏や構成は、安心して70年代に浸れる。
今現在、冷静に振り返って聴いても★5つに値する。
イタリアン・シンフォニックロックの至宝(5 拍手)
west12さん レビューをすべて見る
まるで、このアルバムのために結成されたバンドといわれても納得できるほどの完成度を誇る作品。
理由や音楽性は全く異なるが、一般的に単発ものとして認知されているイタリアン・ロックの中ではMAXOPHNEやCORTE DEI MIRACOLIと並ぶ。
蛇足であるが、某有名動画サイトで彼らのTV出演時のモノクロ動画を見ることが出来る(2008年12月現在)。