NONOYA008(NONOYA RECORDS) 【2020年発売CD】
ペーパーケース仕様、定価2000+税。
冒頭からKING CRIMSONに感化され狂暴化したSOFT MACHINEといった具合の、ギラギラしたヘヴィ・ジャズ・ロックが炸裂。ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・トリオ、20年作!
巨匠ジョン・ゾーンにも学んだ女性サックス奏者で、鬼才ドラマー吉田達也との活動でも知られる、吉田野乃子が率いるエレクトリック・ノイズ・ジャズ・ロック・バンド、20年作。1〜2曲目から、KING CRIMSONに感化され狂暴化したSOFT MACHINEといった具合の、ギラギラしたヘヴィ・ジャズ・ロックが炸裂。ソリッドさとサイケデリックなキレを持つギターと狂おしいまでにむせぶサックスの凄まじいプレイを軸に展開されるアンサンブルは、とにかく迫力満点。ユニークなのが3曲目で、意表を突くレゲエナンバーが飛び出します。ふと思い出したのがVAN DER GRAAF GENERATOR『World Record』収録のレゲエ大作「Meurglys III, The Songwriter's Guild」。そう思うと、作品全体もサックスをフィーチャーしたジャズ志向のダークなサウンドという点でVDGGが持つ雰囲気にも通じるものがある気がしてきます。軸足はジャズに置きながらも、上記した往年の英国バンド達を彷彿させるプログレ魂が感じ取れる、挑戦的なサウンドがカッコいい好盤!
日本、ツインギター/チューバ/ドラムの変則カルテットによる21年1st、クリムゾンが『RED』のテンションでジャズに傾倒したようなテクニカルな重量級ジャズ・ロック傑作!
2,000円(税込2,200円)
7月のカケレコ・ベストセラー、TOP10を大発表いたします!
COLUMN THE REFLECTION 第38回 すごい世界を発見 !! 北の大地から現在形として発信された驚きのジャズ・ロックの世界 Nonoyaレーベル 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は少し趣向を変えて、北海道発のジャズ/アヴァン・ロック系レーベル、nonoyaレコーズの作品に注目してまいります!
ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・クインテット!?前衛的ではありながらも突き放すような孤高さはなく、ヒューマンな表情に富む演奏が秀逸な一枚!
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