Key兼Voのキース・キーズを中心とするトリオ・グループ。71年にVertigoレーベルよりリリースされた唯一作。キースによるクラシカルなオルガン、ハープシコード、ピアノをフューチャーしていますが、ハードでアグレッシヴなリズム隊のせいか、Vertigoレーベルらしい混沌としたサウンドが印象的。混沌の中から浮き上がる叙情的なメロディーが、いかにも英国ロック的に淡く響いています。
T2/IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND
70年発表、元BULLDOG BREEDのKeith Cross(g)と元GUNのPeter Dunton(ds)を中心とするブルージーかつヘヴィな英プログレッシヴ・ロック、文句なしの大名盤!
3,790円(税込4,169円)
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
890円(税込979円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースにスレあり
Key兼Voのキース・キーズを中心とするトリオ・グループ。71年にVertigoレーベルよりリリースされた唯一作。キースによるクラシカルなオルガン、ハープシコード、ピアノをフューチャーし
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
ヘンタイな音好きな人にはおすすめです(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
普通バーティゴ・レーベルでこのカバーアートでしたら、もっと人気あるはずです。(LPや紙ジャケは、表紙が真ん中から開きます。)かつてユニバーサルから紙ジャケ・シリーズが限定発売された時、値上がりしていくテューダー・ロッジやベガーズ・オペラを尻目に独自の道を歩み続けたのがこの盤です。ピアノやハープシコードがふんだんに使われるクラシカルな音であるのに、不思議とプログレと呼ばれることがありません。
不思議ではないんです。この酔っぱらったような、本職と思えないボーカルに、へんてこなビート。ロック・ビートを叩く気がはなからないんじゃないか、です。ずっと ドンドンドンドン ドコドコドン です。ロックと言えども、ある程度の系譜ってあると思います。どの系譜にも属さず、というか、ほかのバンドの音を聴いてないでしょう、キース・キーズさん。
抒情的になることは全くない、英国では異質な音を聴いていて、音の感触が何かに似ていることに気づきました。「フラワーズ・オブ・ロマンス」の頃のPILでございます。(…ここで、PILを取り出す)おお、確かに似ているぞ。トニー・レビンのいないPILじゃ。ドラムズのいない音ってつらいと思いますけれど、ベースのいない音もかなりつらいことが判りました。