GODLEY & CREME/FRABJOUS DAYS: THE SECRET WORLD OF GODLEY AND CREME 1967-1969
あのKevin GodleyとLol Cremeが10cc結成前67-69年に残した音源の数々が22年初リリース!
3,000円(税込3,300円)
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真っ直ぐでイキのいい曲たち(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ここまで来ると、果たしてグラムの範疇に入るのかどうか怪しくなってきます。マーク・ボランやブライアン・イーノのイメージは、不健康でとてもお日様の下を歩けないというもの。ところが彼らハローは、女の子と夏の砂浜でビーチバレーでもしていそうで、健康そのものだからです。リア充向き音楽と言っていいでしょう。
70年代中期にわが国洋楽メディアは、必死に第二のベイ・シティ・ローラーズを探していました。バスター、フリントロックと共に取り上げられたのがハローの「テル・ヒム」です。わたしはこの曲に何のインパクトも感じませんでした。その後「ニューヨーク・グルーブ」「ベンド・ミー・シェイプ・ミー」(おお、A面コーナー…)「ティーンエイジ・レボリューション」という曲を知って彼らの音を所持している現在です。間もなく60じじいが何を聴いているんだ、とお思いでしょう。(いいんだ。レビューで顔は見えないんだから…。)(バスターとロゼッタストーンをどこかのレーベルが復刻してくれんでしょうか。とほほ)
BCRではエリック・フォークナーが曲を書いていた記憶がありますけれど、ハローは潔く、ほとんどラス・バラードや他人の書いた曲です。調べると71年から活動しております。ただし、「アルバム」らしいアルバムを彼らは持っていません。こうしたシングル集を聴くのが正しい道のようです。真っ直ぐでイキのいい曲たちであることは保証します。2021.09.15