FGBG5033(MUSEA) 【2021年発売CD】
ボーナス・トラック4曲。
バタバタしたリズムに乗ってシンセが三連フレーズを刻み続ける冒頭のいなたいナンバー、ITOIZの1stなんかを彷彿させて堪らないなぁ。そこから仏シンフォ然とした儚く幻想的な2曲目へと至る序盤の流れが悶絶モノ。これぞフレンチ・シンフォの秘宝盤!
70年代後半から80年代初頭にかけ活動したフレンチ・シンフォ・グループによる80年デビュー・アルバム。冒頭からバタバタしたリズムを背にシンセが三連フレーズを刻み続ける、ITOIZファーストの1曲目を思い出させるようないなたいシンフォ・ナンバーで悶絶。続く2曲目は物悲しいピアノ&アコギと儚いフランス語ヴォーカルの組み合わせが胸をかきむしるような情感を呼び起こす必殺の叙情派チューン。これぞフレンチ・シンフォと言える、この1〜2曲目の流れにグッと来ないユーロ・シンフォ・ファンはいないはず。叙情派シンフォ一筋かと思いきや、途中80年代らしいデジタルなサウンドが入ってくるやや迷走を感じる展開はご愛嬌です。仏シンフォ・ファンはもちろん、上で挙げた初期ITOIZなどのいなたいシンフォ・サウンドがお好みという方は、本作もまた堪らないでしょう。これぞフレンチ・シンフォの秘宝盤。
MEMORIANCE/L'ECUME DES JOURSE: D'APRES BORIS VIAN
ジェネシスやキャメル影響下のフランスのバンド、79年作2nd、叙情的なユーロ・ロック名作
2,590円(税込2,849円)
各国から「踊れるプログレ」をご紹介してまいります!
まだこんなフレンチ・プログレ・バンドが存在していたのか...。70sフレンチ・シンフォと80sフレンチ・ポップの間の子と言った具合の、ありそうでないサウンドを聴かせてくれる81年作!
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