帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、若干カビあり
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スタックリッジ知らなくても楽しめます(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
輸入盤ライナーを読むと、それなりにジェイムズ・ウォーレンの気合が入っていたサード…なのようです。英国伝統芸の二人組による、自虐メランコリー路線のコーギス。ターニー・スペンサーとか、ハドソン・フォードとか、ティアーズ・フォー・フィアーズとか、ペット・ショップ・ボーイズとか10CCとか。この路線の二人組は英国の系譜から絶えたことがありません。サイモン・ガーファンクルやホール・アンド・オーツの特大デュオを生み出す米国に比較するといかにものお国柄だと思ったりします。アンディ・デイビズは曲作りに関わっているものの、演奏には参加していず、ほとんどウォーレンのひとりプロジェクトになっています。
「ザット・ワズ・マイ・ビッグ・ミステイク」と「オール・ザ・ラブ・インザ・ワールド」はスケールの大きな極上バラードです。ハートウォーミングな悲観調に包まれます。心が温かくなり、かつどこか冷ややかにもなれるのが彼らの芸だと申しましょう。
考えてみると、レノン・マッカートニーとかジャガー・リチャードとかペイジ・プラントとか、二人組でバンドをコントロールしていくのが英国の伝統芸なのかも知れないと思い直しました。大きな話題にならなかった作ではありますが、わたしは推します。2023.05.12