BIGPINK702(BIG PINK) 【2020年発売CD】
紙ジャケット仕様、20年初CD化。
あのSpencer Davisがリーダーグループ解散〜再結成の狭間の時期に、こんな愛すべきフォーキー・デュオ作を残していたとは。穏やかに爪弾かれるアコギ、リリカルで控えめなピアノやヴァイオリン、2人の温かなハーモニーが沁みます...。
天才Steve Winwoodを輩出した名ビート・ポップ/R&BグループSPENCER DAVIS GROUPを率いたSpencer Davisが、Allan TaylorやNilsson作品でもプレイするセッション・ギタリストPeter Jamesonと組んだデュオ、71年唯一作。穏やかに爪弾かれる2人のアコギ演奏を、リリカルで控えめなピアノやヴァイオリンが優雅に彩る英国然とした奥ゆかしいフォーク・ソングが並びます。2人がデリケートに歌い上げる美しいメロディも沁みます。薄霧のかかった朝の情景が浮かぶたおやかな1曲目、エキゾチックな哀愁メロディが堪らないアコギ・インストの4曲目、S&Gばりのメランコリックなハーモニーを聴かせるラスト曲などが聴き所。SDG解散〜再結成の狭間の時期に、こんな愛すべきフォーキー・ポップ作を残していたとは。隠れた名品という賛辞が相応しい一枚!
DAVEY & MORRIS/DAVEY AND MORRIS
北アイルランドはベルファスト出身のフォークデュオ、トラッドの寂寥感とマーク=アーモンドばりの洗練されたポップセンスが融合した73年唯一作
2,190円(税込2,409円)
サイモン&ガーファンクルが好きな人におすすめ。静かで心打たれるフォーク特集。
サイモン&ガーファンクルに通じる魅力を持った、静かでピュアなフォーク作品をピックアップいたしました。
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いつも腹ぺこさん レビューをすべて見る
私の記憶が確かなら。2003年の年始にフロム中武の催事場で開催中のレコード盤掘出市で見掛けたLPを、幾らCD検索をかけても見つからないので「あれは幻だったのか」と自分自身の記憶を疑い、己れの頭の中がほとほとイヤになる始末でした。LPジャケットの残像は一体何なのかと。難しい事は良くわからないのでタイトルも覚えていないし、もうお一方の事は存じ上げませんし、グループ名で知られる歌手の歌い方がヘタウマな感じで非常に味わい深く好みではあるが、特別に大好きという訳でもなく、何と申しましょうか、気になって仕方ありませんでした。
初CD化と知りました。「幻ではなかった」事にひどく安堵しました。聴きました。相も変わらず小難しい事はサッパリわかりません。フォーク系の音楽でいつも流れてくる不思議な綺麗な音色がするだけで涙もろくなる歳になりました。
あの時見掛けたLPは、どんな誰が手にしたのか。もしも私が手にしていたら、どんな思いで聴いていたのやら。でも「もしも、あの時に…」なんて事は想像にも及ばないので、初売りご来場記念に手渡された干支の形の石鹸の事が思い出されます。干支が何だったかは思い出せないけど。