アナログマスターからのリマスター、定価1574+税。
日本のニューロック期髄一のオルガン・プレイヤーと言えばこの方。強烈に歪ませたオルガンとギター、ブンブン唸るベースがアグレッシヴに絡み合うこの曲の格好良さと言ったら!
元エイプリルフールのメンバーで、ニューロック期を代表するオルガン・プレイヤーによる71年発表の2ndソロ。圧巻は何と言っても2曲目「The Murder In The Midnight」。ブンブンと唸るパワフルな石川恵樹のベース、強烈に歪ませたサイケデリックなトーンで奔放に弾きまくる水谷公生のギター、そしてギターとアグレッシヴに絡み合う壮絶なオルガン!我を忘れたように混沌の渦に突入していく演奏は、これぞニューロックという煮えたぎるようなエネルギーに満ちています。ヒートアップする3者のプレイとは対照的に終始タイトかつクールに刻まれる田中清司のドラムもまた印象的。フルートがリリカルにさえずる前半と熱いサイケギターが炸裂する後半のドラマチックな対比が素晴らしい「FANTASIA」、たおやかなピアノを基調とした愛らしいヴォーカルナンバー「ALWAYS」なども70年代初頭の空気をそのまま閉じ込めたような佳曲です。ニューロック期随一の鍵盤奏者としての腕前を遺憾なく発揮した傑作!
FLIED EGG/DR.SIEGEL'S FRIED EGG SHOOTING MACHINE
成毛滋、つのだひろ、高中正義によるトリオ・グループ、72年デビュー作
1,290円(税込1,419円)
GROBSCHNITT/JUMBO(GERMAN VERSION)
イエス系統のサウンドとシアトリカル要素を併せ持ったジャーマン・プログレ・グループ、コニー・プランク・ワークの75年代表作、ドイツ語バージョン
1,190円(税込1,309円)
GSの商業主義から脱却し、英米のサイケ/アート・ロックに影響を受けた「カウンター・カルチャー」のロック・ミュージックを指向した気骨ある若者たちの記録
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