異郷の地で鳴らされたカンタベリー・ロック!?フランスらしいうっすらダークで幻想的なタッチに、トルコ系奏者によるエキゾチックなサックスが哀愁を添える、注目のユーロ・ジャズ・ロック!
フランスの新鋭ジャズ・ロック・グループによる2019年デビュー作。これぞフランス!と言いたくなる、うっすら漂うダークな質感とヨーロピアンな哀愁を孕んだ情感溢れるジャズ・ロックが絶品。変拍子を驚くほどしなやかに叩き出すドラムスに芳醇な響きのベース、うつむき加減なタッチで幻想的なフレーズを紡ぐギター、そしてトルコ系フランス人メンバーが吹くエキゾチックな哀感が滲むサックスらが織りなす演奏には「異郷の地で鳴らされたカンタベリー・ロック」といった趣があります。ギターが荒々しく疾走する場面も現代的なゴリゴリした感じにはならず、70年代ジャズ・ロック的に通じる硬質感で渋く聴かせる感性も素晴らしい。耽美なフランス語ヴォーカルが一層に異国情緒を掻き立てます。デビュー作とは思えぬ完成度に驚く、ダークなロマンに満ちた名品です。
ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!
2,490円(税込2,739円)
2020年リリースの世界各国の新鋭プログレ作品を一挙大特集!力作ぞろいでお届けいたします☆
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2020年1月〜9月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2020年1月〜9月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
00年代以降に登場した良質な新鋭ジャズ・ロック・グループを選りすぐってご紹介してまいります!
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