SPC1001(HUNTER MUSKETT)
デジパック仕様。
両サイドから聴こえる繊細なギター、そよ風のようなフィドルに優しく響くマンドラ。全ての弦が心地よく調和し、豊かなボーカル・ハーモニーとともに胸に迫ってきます。そして何と、ジャッキー・マクシーも参加してるって!?英国情緒たっぷりなフォーク作品。
70年代初頭の2作品で知られる英国フォーク・グループ、17年作。何と優しく、叙情にあふれた音でしょうか!再生してすぐに両サイドから聴こえる繊細で温かみあるギター。その中に響くそよ風のようなフィドル、素朴ながら芯のあるボーカル。それらが、英国の森や川、田園風景など自然の風景が浮かぶような、郷愁と哀愁を感じさせる珠玉の旋律を奏でています。アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ベース・ギター、マンドラ、フィドル…、実に様々な弦楽器が使用されていますが、その全てが心地よく調和し、胸に迫ってきます。そしてそして、何と「The Scarecrow」にはペンタングルのボーカリスト、ジャッキー・マクシーが参加しているではありませんか!熟練した、枯れた味わいのボーカルを聴かせてくれます。英国フォーク・ファンにはぜひとも聴いていただきたい一枚です!
クラシカルなヴァイオリン、フォーキーな女性ヴォーカルがダイナミックなロック・サウンドに同居、初期衝動が詰まった70年作1st!
490円(税込539円)
MAE MCKENNA/EVERYTHING THAT TOUCHES ME
元コントラバンドの女性Vo、TRANSATLANTICからリリースしたコンテンポラリーなソロ76年作。
2,190円(税込2,409円)
COLUMN THE REFLECTION 第68回 〜 今年も過ぎ行き冬の到来、そして新たな年に向かう今 「マイ・プレイ・リスト〜冬の歌〜」セレクション 〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「Column The Reflection」!今回は、氏が好きな「冬の歌」14選をお届けいたします。どうぞお楽しみくさだい☆
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They Are Still Alive & Well! (5 拍手)
ひろきさんさん レビューをすべて見る
このalbumは現在、日本国内ではほとんど流通していないので、今回カケレコさんにお願いして彼らのwebsiteから直接取り寄せてもらいました。
1970年作、"Every Time You Move"が2010年に再発されたことがきっかけでHunter Muskettの再結成につながったようです。second albumから数えると前作である、"That Was Then This Is Now"が2013年ですから、およそ40年の歳月が流れています。これはその3年後の2017年に発売されたもので、現時点で最新作にあたります。また嬉しいことに、その当時、核となっていたメンバー全員が集合していることからも期待感が高まります。
この作品にはまさに予想していたイメージ通りの音楽が詰まっています。全体通して流れる透き通るように美しいacoustic guitarの音色と豊富な経験に裏付けられたmusicianship。そして何よりも心を揺さぶる感動的なメロディーと完璧なコーラスワークはBritish folk fansが求める全ての要素を網羅しています。特にアルバムタイトルである"Unafraid And Sober"は最高の仕上がりとなっています。 crystalな輝きを放つa. guitarのイントロが流れ出しただけで十分に胸が熱くなります。ボーカルが入ってから遠慮気味に入ってくるelectric guitarの展開は、彼らの名曲"John Blair"(produced by Keith Relf)を彷彿させます。その歌詞についても年老いた船乗りがこれまでの生き様を振り返り新しい出発をする、という内容は、まさにこれまでの彼らの足跡そのもの、という印象を抱きました。
この年齢で、これほどの作品を創造できるとは驚きです。しかしこれほどまでの作品が日本国内で発売されずに埋もれてしまうのも本当に残念なことです。現在、YouTubeではこのアルバムを聞くことはできません。ぜひアルバム全体を通して聴き、自らで感動体験を味わってください。
最後に、彼らのwebsiteでcontactすれば丁寧な返事が必ずもらえます。ぜひ一度は訪れてください。