プログレ・ファンにも愛される英国フォーク・ロック・バンド、長年所属したA&Mからオイスターに移籍しリリースされた76年作。SAILORやSPARKSを手掛けたルパート・ホルムスをプロデューサーに迎えた本作は、前作で示したアメリカ志向のポップ・ロック・サウンドをさらに押し進め、AORフィーリングを取り入れたサウンドを展開します。ウエストコースト風の伸びやかなメロディとギターが美しい「I Only Want My Love To Grow In You」、スプリングスティーンが歌ってもハマりそうな力強い「Turn Me Round」、持ち前の甘いハーモニーが素敵な「Hard Hard Winter」と、3曲目までの流れが特に秀逸。
オルガン奏者Matthew Fisher脱退後の70年作4tn、Robin Trowerによるジミヘン直系ブルージー・ギターが炸裂する名品
800円(税込880円)
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十七回 産業ロック(笑)。 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は80年代に残された、プログレ・バンドによる「産業ロック」作品について考察します!
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第七十七回:STRAWBS『THE BROKEN HEARTED BRIDE』
音楽ライター舩曳将仁氏による連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第七十六回:STRAWBS『GRAVE NEW WORLD』
音楽ライター舩曳将仁氏による連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
果物が美味しい季節ですね。というわけで今回はフルーツジャケの作品を探求します!
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.5 ー STRAWBS『STRAWBS』
1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。今回は5月にリリースされたストローブスのデビューアルバム『STRAWBS』です!
フォーク?あんまり聴かないなあ…というプログレ・ファンにも是非聴いていただきたい英フォークやフォーク・ロックの名盤をご紹介いたします。
英フォーク名バンドのストローブスからスタートして、プログレッシブ・フォークを聴いてまいります。
繊細なフォークタッチ中に一筋縄ではいかないプログレ精神が潜む、世界のプログレッシヴ・フォーク特集!
瑞々しいフォーク・タッチの中に一筋縄ではいかないプログレッシヴな要素が潜む、プログレッシヴ・フォーク作品をピックアップ☆
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
収録曲全曲メロトロン入り(4 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
1976年という微妙な年(?)にリリースされたアルバム。前作「No Madness」では専任Key不在となり、メロトロンがまったく使われなかった。彼らとメロトロンはセットであるべきと思い込んでいるあなた、そして私はさぞがっかりしたことでしょう(??)。それでも耳当たりがいい印象的なメロディに溢れた作品であった。
さて本作は前作と打って変わって、なんとメロトロン担当者が2名もいる。
全般的にはストリングスのお馴染みの音色が多いのだが、My Friend Peterではフルートしかも巧みにピッチベンドを加えている。Soldier's Taleではラストに低音の混声合唱が不協和音的な効果をもたらしているし、まぁメロトロン至高主義者のためにあるようなアルバムである。楽曲は総じてコンパクトでわかりやすいが、しっかり影のある哀愁のメロディがこれでもかと展開する。
個人的には90年代頭に輸入盤屋で米Oyster盤のカットアウト品LPがよく出回っていたのを思い出す。赤のインナーバッグに歌詞が書かれているやつと、歌詞がなく普通の白のペーパーバッグのものとがあった。なつかしい…
ともあれおすすめです!