SAYADEBAYETA(SAYA DE BAYETA) 【2016年発売CD】
デジパック仕様。
陽気なサルサ風ジャズ・ロックで幕を開けたかと思うと、2曲目はマハヴィシュヌ直系の硬質で緊張感ある演奏を聴かせて、まるで別バンド。これは南米ジャズ・ロックの隠れ好盤ですね。
サックス奏者とヴァイオリン奏者を擁するアルゼンチンのジャズ・ロック・グループが82年に残した唯一作。基本はサルサ・テイスト濃厚なラテン・フュージョン/ジャズ・ロックで、パーカッションも小気味よく絡むダンサブルなリズムワークとサルサ特有の抑揚で雄々しく歌うスペイン語ヴォーカルが印象深い、陽気かつ情熱みなぎる演奏が思わず踊りだしたくなるほどに魅力的。一方で2曲目で顕著に表れるMAHAVISHNU ORCHESTRA影響下の硬質なジャズ・ロック・スタイルも持ち味で、作曲も務める中心メンバーGoyi Alzaibarによるマクラフリン・リスペクトの緊張感あるフレーズで畳みかけるギターと、シャープでキレのあるヴァイオリンが支配するアンサンブルは、陽気な1曲目とはまるで別バンド。ただ硬質な中にもそこはかとなくタンゴ・フレイヴァーが香ってくる演奏は、やはりアルゼンチンのグループです。ラテン・フュージョン/ジャズ・ロック好きにマハヴィシュヌ好き、そしてチリのLOS JAIVASあたりがお好きな方にも聴いてみて欲しい一枚。
ゴング〜マイルス・デイヴィス・グループ参加ドラマーMino Cinelu在籍のフランスのジャズ・ロック・グループ、78年2nd
2,250円(税込2,475円)
ポーランドの新鋭シンフォ・バンド、これでもかと泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルによるエモーション溢れる歌唱が素晴らしい18年作!
2,290円(税込2,519円)
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月〜12月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2019年7月〜12月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
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