MUSEA PARALLELよりデビューした日本のプログレ・トリオによる12年作。冒頭から眼前にみるみる広がっていくかのような雄大な世界観を持つ演奏の中で、あまりに流麗に紡がれるギター・サウンドが抜群に気持ちいいアンサンブルを展開します。どっしりと構えた力強いリズム隊も印象的ですが、クリムゾンの遺伝子を感じさせる緊張感とヘヴィーなサウンドが貫く展開の中にあっても、全体にどこか独特の浮遊感を感じさせる所がこのバンドならでは。このサウンドは、フランスのECLATに重量感を加えた感じと言えばいいかもしれません。シンフォニックにもヘヴィーにも、まさに硬軟自在にアンサンブルを操るその力量からは、まだまだ内に隠し持っている何かを感じさせます。かなりのポテンシャルが伝わってくる力作です。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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