現代の北欧プログレを代表するバンド、繊細さと攻撃性との対比の中でじっくりと世界観を広げていくドラマティックな楽曲構成が素晴らしい99年作3rd
1,690円(税込1,859円)
YONIN BAYASHI/ISHOKU-SOKUHATSU
日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドからの影響色濃い74年メジャー・デビュー作
3,790円(税込4,169円)
元FORMULA 3のメンバーが腕利きセッションマンらと結成したイタリアン・プログレ史上の名グループ、75年2nd
2,790円(税込3,069円)
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モナコの熱き変拍子軍団に脱帽!(2 拍手)
hukuroさん レビューをすべて見る
35年前にエドルスの1stを見た(買ったけど)時はジャケット画像の酷さとデザインセンスに嫌悪感を催した!日本?をテーマ的に扱うならもっと他にアイデアは浮かばなかったのか?と啞然とする次第。芸者?を模してるのか日本髪カツラを被った醜悪な厚化粧の巨魁がお門違いの着損ねた着物姿でジャケ写一面に陣取り昔、流行ったジャケ買いの最悪無視のパターンで有ったがフレンチシンフォニックロックが好物の私は後悔も顧みずつい手を出してしまったのが最初の出逢いで有る。
劣悪な盤ジャケの印象で大して期待もせずに聞けば緻密な音の隙間のないアレンジと目まぐるしく変化する変拍子に驚愕で嬉しい期待の裏切られ方だった。
エドルス彼ら自身も1stアルバムのジャケットには改善必須と思ったのか暫くして此のデザインに変更を見た。
折角、高い演奏力とオリジナリティーを兼ね備えているのに何故あんな最悪満点の下劣ジャケを採用したのか未だに理解出来ない。ジャケを見た時点で購入意欲が喪失し商業ベースに相反してしまうのになぁ。
で、彼等の音楽性は3rdのアストロロジカルが好例なんだが変拍子の使い方が独特で殆どリズム進行内で気付き難い僅かなズレを絡めた点。一聴、あれ?演奏ミスかな?と思わせるが繰り返し聴くと意図的に含めた「はずし」のテクニックと解かってくる来る。
何と最早ミュージシャンオブミュージシャンかプロアレンジャーの世界の高等テクニックを楽曲に盛り込んでいる訳で中々一筋縄では行かないテクニシャンの集まりと言えよう。
そんな彼等の1stは、やはり今に継がれたチェンバー色隠し味のシンフォニックで有る事が歴然と分かる。インストールメンタルならではのカラフルなメビウスの輪は此の1stが始まりで有った。