ECLEC2279(ESOTERIC)
CD-R、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲。
この4th、当時日本盤が出ていたということもあり、人気のある1st〜3rdよりも日本人にとって親しんだ方の多いアルバムなのだそうです!叙情的なメロトロンの旋律が躍動的に迫り来る、ダッチ・プログレの雄!
オランダを代表するプログレ・バンド。75年作の4th。東欧のバンドにも通じるようなヒンヤリしたトーンの荘厳なシンセを軸にした、オランダらしい敬虔さを感じるクラシカルなアンサンブル、そして、紅一点Jerney Kaagmanのハイ・トーン・ヴォーカル。これぞユーロ・ロックと言える何ともヴェールに包まれたような、そのヴェールの奥に中世からの文化がつまっているような、そんな奥ゆかしいシンフォニック・サウンドが印象的です。まるで訴えかけるようにエモーショナルなギター・ソロ(ちょっとイタリアのアルベルト・ラディウスも彷彿)も泣けるし、部分的にアフロやファンクのテイストも織り交ぜた跳躍力のあるリズムを聴かせるセンスも抜群。EARTH & FIREと言えば、プログレ・ファンには、2ndと3rdが人気ですが、本作もそれに負けない作品と言える名作です。
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。70年代初頭に日本でヒットを飛ばした2つのグループについて深く掘り下げてまいります。
ダッチ・プログレ特集 〜 商業の合理主義とプロテスタンティズムの敬虔主義とが息づく【オランダ】生まれのプログレ名品セレクション
オランダならではの端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック名作をセレクトいたしましょう。フォーカスの他にも愛すべきグループがたくさん居ますね。
【ユーロロック周遊日記】オランダ産プログレバンドEARTH & FIREによる名曲「SEASONS」を含む70年1st『EARTH & FIRE』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、オランダ産プログレ/ポップ・バンドEARTH & FIREによる、日本でもチャートの上位をマークした名曲「SEASONS」を含む70年デビュー作『EARTH & FIRE』をピックアップいたしましょう。
芸術の秋!プログレの秋!
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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