2枚組、解説元からなし、デジタル・リマスター、定価2500+税。
後にプロデューサーとして名を馳せるルパート・ハインが率いた英プログレ/ポップ・ロック・バンド、77年作2nd。コンポーザーとしての才能が光り輝く英ポップ屈指の一枚です。
名プロデューサー/Key奏者のRupert Hine率いるグループによる77年作2nd。前作からギタリストが抜け、キャラヴァンやカーヴド・エアでお馴染みのベーシストJohn G Perry、敏腕ドラマーのTrevor Moraisとのトリオを中心に制作されています。他にゲストとして、キャラヴァンのGeoffrey Richardsonが全面参加して、ヴィオラやフルートに活躍している他、VINEGER JOEでお馴染みの女性ヴォーカルElkie Brooksも参加。ブラス・アレンジをHenry Lowther、弦アレンジをペンギン・カフェ・オーケストラのSimon Jeffesが担当しているのも注目です。前作での知的で洗練されたプログレッシヴ・ポップの延長線上に、メロディはよりフックに富み、アンサンブルも奇才2人による管弦楽器をフィーチャーすることで、より実験精神とポップネスとが際立っている印象。Rupert Hineのコンポーザーとしての才能が光り輝く英ポップ屈指の一枚です。
「音楽歳時記」 第五十六回 9月16日 マッチの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
「知られざる(!?)CARAVAN関連作」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
今月20日はCARAVANの来日公演です!メンバーの参加作を中心に、CARAVANと関わりのある作品をご紹介してまいります。
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