TOXENARIS(TOXENARIS)
デジパック仕様。
70年代初頭のフランスあたりのマイナー・プログレかと思うような、屈折した美的センスを発揮したミステリアスなプログレがとにかく個性的。この音がドイツ新鋭の16年作だって!?
すべての演奏を一人でおこなう(チェロのみゲスト奏者)キーボーディスト/マルチ奏者Timo Aspelmeierによるソロ・プログレ・ユニット、16年デビュー作。アイルランドの作家フラン・オブライエンによる67年発表の奇想小説『第三の警察』を題材とするコンセプト・アルバムで、シンセサイザーをメインとする各種キーボードがアヴァンギャルドに織り上げる幻想的かつミステリアスなプログレを構築しています。七色にトーンを変化させる鮮烈なシンセ、ジャジーに音を刻むエレピ、クラシックの素養が滲む虚空に響くピアノなどが折り重なり、そこにTANGERINE DREAMを始めとするジャーマン・エレクトロ影響下の冷ややかなシンセ音響も取り入れた、退廃感ある独自のサウンドメイクが光ります。70年代初頭のフランスあたりのマイナー・プログレかと思うような、屈折した美的センスが全編で発揮された孤高の一枚です。
下記BANDCAMPページで視聴可能です。
https://toxenaris.bandcamp.com/album/the-third-policeman
70年代ロックへの憧れを滲ませたヴィンテージ感たっぷりのプログレを鳴らすフィンランド新鋭、BEARDFISHファンに勧めたい18年作2nd
1,390円(税込1,529円)
新鋭バンドたちによるコンセプト・アルバムの力作の数々をご紹介いたしましょう!
【タイトル追加】文学作品をテーマとする世界のプログレ・コンセプト・アルバム特集!
世界各国より文学作品をテーマに制作されたプログレ・コンセプト・アルバムの名作をご紹介してまいりましょう!
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