GTR179(GREEN TREE) 【2018年発売CD】
デジパック仕様。
アルバムを残さずに消えた幻のジャーマン・オルガン・ロック・バンドのライヴ音源発掘盤なのですが、これがクラシカルでジャジーでブルージーで、奥ゆかしくも叙情と哀愁たっぷりで、オルガン・ロック・マニアには堪らぬ好内容なのです…!
70年代に西ドイツで活動し、ELOYやGURU GURUともツアーを行った幻のバンド、当時のライヴ音源を収録した18年発掘盤。そのサウンドはくすんだトーンのクラシカルなハモンドを中心に、ブルージーなギターやうねりのあるベースを交えて哀愁たっぷりに展開する王道のオルガン・ロック。CRESSIDAを思わせるジャジーで叙情的な曲調がメインかと思いきや、聴いていくとピアノ、オルガン、シンセを切り替えながらスピーディーにフレーズを弾き倒すリック・ウェイクマンばりのパートがあったり、『神秘』〜『原子心母』頃のフロイドを彷彿とさせるサイケデリックなナンバーが飛び出したりと、多彩でクオリティの高い内容にビックリ!長尺曲が多いものの、アグレッシヴなソロ・パートに粛々とした叙情パート、味のあるヴォーカル&コーラスパートが交差する起伏のついた構成、そしてどこまでもリリシズムに溢れたメロディとハーモニーでじっくりと聴かせます。決して録音状態は良くないものの、単なるアーカイブに留めておくには惜しい好内容。オルガン・ロックやジャーマン・ロック・ファンは要チェックです。
このサウンド、ずばり「アルティ・エ・メスティエリ meets カンタベリー・ロック」!77年リリース、驚くほどハイレベルな英ジャズ・ロックの名作!
2,290円(税込2,519円)
ERLEND KRAUSER/LAST DISCOVERIES
ルーマニアを代表するプログレ・グループPHOENIXに在籍したギタリスト、17年ソロ作、テクニカルかつドラマチックな泣きのフレーズ溢れ出る絶品ギター・インスト
2,790円(税込3,069円)
あなたは何枚ご存知?とびきりディープなユーロ・オルガン・ロック周遊!
ユーロ・オルガン・ロックのディープなところを探求いたします☆
なにかとバタバタしがちな年末にぴったりの、「荘厳かつなんだかせわしない」ジャーマン・オルガン・ハードをご紹介いたします。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。