ISCD16(K&S) 【2018年発売CD】
現代版リチャード&リンダ・トンプソン!?英国民謡好きのツボを抑えた哀愁あるメロディーがこれでもかと溢れ出て、琴線をかき乱されます。
イングランド南西部、ダートムーアを拠点とする夫婦デュオ、18年作。BBCラジオのフォーク・アワードで2度のベスト・デュオを獲得した実力派です。まず、クリアで歯切れの良いアコギがとにかく気持ち良いです!軽快なギターのカッティングに、エモーショナルで伸びやかな女性ボーカルが抜群の相性で合わさり、痛快!の一言。そしてメロディーが素晴らしい。サンディ・デニーのカバー1曲、トラッドを2曲の他は自作曲なのですが、英国民謡好きのツボを抑えた哀愁あるメロディーがこれでもかと溢れ出て、琴線をかき乱されます。英国の伝統と、現代ならではの音のシャープさを持ち合わせた名盤です!
英国の湿原地方、ダートムーアで活躍する夫婦フォーク・デュオ、キャスリン・ロバーツ&ショーン・レイクマン。
本国ではBBCフォーク・アワードでベスト・デュオを2度も獲得し、実力派として認められています。
今作『PERSONAE』の魅力は、伝統的な英国フォークに根差したメロディーと、ぴったり息の合ったクリアで小気味良いアンサンブルです。
スコットランドに伝わるバラッドで、戦争で夫を失った女性についての曲です。
原曲の持つ厳格なメロディを、歯切れの良いギターとキリッとした快活なボーカルが抜群の相性で奏でていき、非常に快いです。
こちらは2人の自作曲です。
ショーンのクリアなギターがピアノも交えて美しく響きます。キャスリンのボーカルが重ねられ、次第に上昇してゆくサウンド。胸が熱くなります!
キャスリンが歌詞を書いてから、2人で言葉を抽出して曲を作るそうです。
アントワープの歴史や地球最高齢のカメ「ジョナサン」についての楽曲など、キャスリンによるイマジネーション豊かな詞の世界は、バラッドと違和感なくアルバムに並んでいます。
カメについての歌「Old, Old, Old」
フォーク・クラブを運営していた両親のもとに生まれたショーン・レイクマンは、2人の兄弟と音楽活動を始め、やがて90年代にバンド「EQUATION」結成。そのバンドでシンガーとして入ったのが、フォーク・フェスティバルで出会ったキャスリン・ロバーツです。
キャスリンは両親ともに音楽教師で、子供時代から楽器の奏法や理論などを教わっていたそうです。
EQUATIONとして4枚アルバムを出し、アメリカへのツアーも行いました。
しかし00年頃からショーンは、バンドとしての音より、もう少し親密な音楽、つまり自身の「フォーク」というルーツに根ざした音楽を志向するようになりました。
2人はデュオとして活躍する事を決意し、公私ともにパートナーに。英国中をツアーして回りました。
3rd『HIDDEN PEOPLE』4th『TOMORROW WILL FOLLOE TODAY』の2作で、2013年と2016年に英BBCフォーク・アワードのベスト・デュオを獲得。
2015年にはフォザリンゲイ再結成ツアーにキャスリンが参加しました。
直筆サイン入りリーフレット付きです!
(輸送の関係上、折れがあります。)
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