ハンガリーのグループ。03年のデビュー作。ディレイ音が心地良いバッキング&流麗なソロともに魅力的なギターを中心に、繊細なタッチのピアノやシンセが絡む、浮遊感溢れるリリカルなインスト・プログレ。エッジの立ったディストーション・ギターやシャープで力強いドラムなども加わりますが、決してヘヴィにはならず、一貫して洗練された柔らかな音色が印象的。
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優しくて聴き心地のいいサウンドが魅力(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
キーボード、ギター、ベース、ドラムの4人編成によるハンガリーのプログレ・バンド。
ヴォーカル入りの曲は1曲のみなので、ほとんどインスト作品と言って良い。
アルバム全体のイメージとしては、クリアーでメロディアスなシンフォニック調サウンド。
ギターは軽快な演奏と優美なトーンの演奏を使い分けており、若干ハードな音色のソロも聴かせている。
きらびやかなシンセと繊細なピアノを操るキーボードも良く、リズム隊が安定していることもあって、ジャズ・ロック的な味わいの曲もある。
テクニカルな演奏で驚かすようなタイプではなく、優しくて聴き心地のいいサウンドが魅力のアルバムで、通しで聴いてみると全体的なバランスがとても良いことに気づかされる。
このアルバムがデビュー作のようだが、その後の動向が掴めない。
もし、これが唯一作になってしまったのだとしたら残念だ。