廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bitデジタル・リマスター、定価2000+税。
フォルムラ・トレのA.ラディウスとG.ロレンツィが腕利きスタジオミュージシャンらと結成したイタリアンロック史上のスーパーグループ。ジャズロック、シンフォ、フォークが混在したサウンドを、テクニカルかつしなやかな演奏でエモーショナルに紡ぐセンスは超一級!
イタリアを代表するプログレッシブ・ロックバンドFORMULA TREのAlberto RadiusとGabriele Lorenziを中心に、現在もシーンで活躍するスタジオ・ミュージシャンを加え結成されたグループの75年2nd。デビュー作がボーカルのメロディーを大切にしながらテクニカルなアンサンブルで聴かせる作風であったのに対して、本作ではインスト・セクションの充実が図られており、フォーク、ジャズ・ロック、フュージョン、シンフォニック、ロックが混在した彼ら独自のスリリングなアンサンブルを提示。もちろん叙情性に富んだボーカルも健在の傑作となっています。
QUELLA VECCHIA LOCANDA/IL TEMPO DELLA GIOIA
74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!
1,110円(税込1,221円)
73年発表の2nd、『火の鳥』の邦題でも親しまれる、テンションみなぎる傑作!
75年発表、ギター・インストゥルメンタルの金字塔!
75年リリース、Allan Holdsworth参加、圧巻のテクニカル・フュージョン/ジャズ・ロック傑作!
英国ロック最高の技巧派メンバーが集結したスーパー・ジャズ・ロック・グループ、76年1st
超絶技巧ギタリストGary Boyle率いるブリティッシュ・ジャズ・ロック・グループ、76年作3rd、前作に引き続きHugh Hopperが参加
ケベック産、流麗かつキレ味鋭い絶品ジャズ・ロック78年1st&81年2nd、オススメです!
スペインはバルセロナ出身、75年作1st、英ブランドXと比べても一歩も引かないテクニカルかつ流麗なジャズ・ロック傑作
スウェーデン産、マハヴィシュヌばりの超絶技巧&洗練されたジャズ・ロック/フュージョン、74年作
テンションみなぎる超絶技巧と豊かなポップス・センスが絶妙に配された、76年発表のフュージョン重要作!
【カケレコンピ】ダブル・キーボードで聴かせるプログレの名曲!
カケレコの豊富な新品・中古在庫から、お題にフィットする楽曲でコンピレーション・アルバムを作ってしまおうという、名付けて「カケレコンピレーション」。第1弾は「ダブル・キーボードで聴かせるプログレの名曲」でカケレコンピ!
【リスナー様寄稿記事】アルベルト・ラディウスに捧ぐ 寄稿:なごん さん
23年2月に亡くなったアルベルト・ラディウス氏の追悼記事を、リスナー様よりご寄稿いただきました。
春の陽気の中で楽しみたい、伸びやかな聴き心地の良さが魅力のフュージョン・プログレを各国からセレクト!
AREA&ARTI E MESTIERI来日記念☆イタリアン・ジャズ・ロックの名盤をピックアップ!
AREAとARTI E MESTIERIのダブル来日を記念して、超絶技巧と地中海らしいしなやかさを備えたイタリアン・ジャズ・ロックの名盤たちをご紹介!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡あり
フォルムラ・トレのA.ラディウスとG.ロレンツィが腕利きスタジオミュージシャンらと結成したイタリアンロック史上のスーパーグループ。ジャズロック、シンフォ、フォークが混在したサウンドを、テクニカルかつしなやかな演奏でエモーショナルに紡ぐセンスは超一級!
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飛ぼうとして堕ちる、でもまた這い上がる(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
イル・ヴォーロと言えば、今では若手テノール・トリオということになっています。本家イル・ヴォーロがバンド名に込めた「飛翔」という意味が、物質化していると思うほど緊張感ある音です。中心メンバーであるアルベルト・ラディウスの母体フォルムラ・トレは、実はいなたいバンドでありました。それがジャズ、ラテンを得意とするメンバーたちと融合することで、これ以上ない洗練された空間をつくっています。
別のところでわたしは、イタリアで一枚選べと言うなら、「マクソフォーネ」と書いてしまいました。もう一枚忘れていた、と思っています。蚊の鳴くようなラディウスのトーンと、パインパインという三味線のようなマリオ・ラベッツィのギターは、世界中でほかに聴くことができません。シンセサイザーやピアノもいい具合であるし、リズムが何より躍動しています。そして哀愁あふれるメロディです。これほど切ない気持ちになる盤もありません。
ほとんど歌詞らしい歌詞もありませんのに、どこかへ飛んでいくんだ、というコンセプトだけは痛いほど伝わってきます。カバーになっている紙でできた翼は、中ジャケで、ある男の飛ぶための道具であることが判明します。この必死で飛ぼうとしている男を見ると、やはり切ない気持ちになるのでした。たぶん高く飛び過ぎて、太陽に焼き尽くされるんだ、とも思います。もう5曲めから6曲めなんて、不可能と知りつつ挑戦をやめることのできない、運命の旋律と呼ばせてもらいます。