SECOND ALBUM

「白いStevie Wonder」John Valentiを中心に結成されたシカゴ出身バンド、「初期シカゴ meets ソウル」と言えるモータウン発の74年作

「白いStevie Wonder」の異名で知られるシンガー/ドラマーJohn Valentiを中心に結成されたシカゴ出身ブラス・ロック・バンド、前デビュー作に続きモータウンよりリリースされた74年作2nd。このサウンド、すばり「初期シカゴ meets ソウル」！どっしりとリズムを刻む骨太なリズム隊に、ファズが効いたコシのあるギターが絡み、分厚い管楽器群が鳴り響くシカゴ直系ブラス・ロックに、異名通り黒人ばりにソウルフルに歌い上げるヴォーカルが乗ってきます。高らかに大空へ舞い上がるようなブラス・ロックとグルーヴィーでコクのあるソウル・フレイヴァーが混じり合ったサウンドは、とにかく格別の心地よさ。アンサンブルを気品高く盛り上げるストリングスのアレンジも素晴らしくて、芳醇な響きのブラスとスウィートに歌うソウル・ヴォーカルにストリングスが優雅に寄り添うパートなんて、もう泣けてくるほどにドラマチック。さすがモータウンからのリリースだけあって、黒人音楽ならではの旨味がたっぷりと染み込んだブラス・ロックを楽しませてくれる好盤です！