PPRCD054(PROGRESSIVE PROMOTION)
デジパック仕様。
フランスのマルチ・ミュージシャンJeremie Grimaを中心とするメロディアス・シンフォ・プロジェクトなのですが、この17年作、ヴォーカルは殆どないにもかかわらず、シアトリカル・ロックと呼んでしまいたい雄弁な音の流れがあります。重厚なヒューマンドラマを観たような気分にさせる完成度の高いシンフォ作!
ギター/キーボードを務めるフランスのマルチ・ミュージシャンJeremie Grimaを中心とするメロディアス・シンフォ・プロジェクト、17年作。フランスらしい耽美的でスケール大きい、洪水の如きシンフォ・サウンドで押し流していくような冒頭2曲の流れから圧倒的。ヴォーカルは殆どないにもかかわらず、シアトリカル・ロックと呼んでしまいたい雄弁な音の流れがあり、グッと人間的な感情を出したピンク・フロイドと言えそうなとめどなくエモーション溢れ出すサウンドには感動を禁じえません。ギターは終始哀愁の音色を奏でていて、このギターが雄弁な印象を与えている感じがします。最終曲では爽やかなヴォーカルをフィーチャーしたフロイド風メロディアス・ロックを聴かせ、締めくくりも完璧。一貫する雄大なうねりあるサウンドが重厚なヒューマンドラマを観たような気分にさせる、素晴らしく完成されたシンフォニック・ロック作品です!
ANGEを起点に巡る、フレンチ・シアトリカル・プログレ・セレクション☆
今回は、フレンチ・シアトリカルの代表格と言えるANGEを出発点に、フランス伝統のシアトリカルなパフォーマンスが楽しめる作品を新旧織り交ぜてピックアップしてまいりましょう〜☆
2018年2月の新品CD月間ベストセラーを発表いたしましょう!
メランコリックな音楽性と強度抜群の演奏が対比される劇的なヘヴィ・シンフォ!以前の耽美派シンフォも良かったけど、よりアグレッシヴになった新路線も負けず劣らず素晴らしい!
フロイドの翳り×マイク・オールドフィールドの雄大さ meets フランスらしい耽美さ!?ほの暗くも伸びやかに広がるメロディアス・シンフォが絶品。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
フロイド影響下のメロディアスなシンフォ作品(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
ピンク・フロイド影響下にある4人編成のメロディアスなフレンチ・シンフォ作品。
過去作もフロイドを連想させる作風だったので、これまでのアルバムを聴いたことがある人にとっては、その想定を大きく外すことはない。
インストゥルメンタル曲が多くを占める中で、ギルモアを思わせるのびやかなギターに乗せて歌われる3曲目や7曲目のヴォーカルはとても温かみがあり、4曲目のアコースティック・ギター・ソロによる小曲もよいアクセントになっている。
トータル時間が40分くらいなので最近の作品としては短いかもしれないけれど、アルバムの構成やバランスが良く考えられている良作だと思う。