KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
990円(税込1,089円)
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、帯に小さい汚れあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
プログレもハードロックも「ポップ」には勝てない(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしは別のところでスティービー・ワンダーやダニー・ハサウェイを褒めちぎるレビューを書いています。ところがワンダーだろうが、プリンスだろうが、マイケル・ジャクスンだろうが、けっして到達できない境地がR&Bには存在します。…ガールズ・グループという境地が。スリー・ディグリーズやマーサ&バンデラスも良いですが、シュープリームスは…まさに別格。(フィリー・ソウルとモータウンを一緒にするな、と言わんといてください。)素晴らしくて泣けてきます。
…で、シュープリームスのいつがいいかと聞かれたら、ゼッタイ初期です。ドンチャカしたビートと弦楽にのる黄金のパターンで、「ウェア・ディド・アワ・ラブ・ゴー」とか「ベイビー・ラブ」とか。全部同じ曲に聴こえるんですが、そのワンパターンにいつも震えています。作曲はホランド・ドジャー・ホランドで固定、リード・ボーカルは舌足らずのダイアナ・ロスという…音楽の神が手ずから演奏しているんではないか、という完成度です。
さすがにアーティスティックな欲求が出てきたのが、この「リフレクションズ」の時期です。ワンパターンから脱して、多様な楽曲が素晴らしいことは間違いないながら…わたしは、やっぱり初期のシングル攻勢に戻ってしまいます。シュープリームスのユーザーも二手に分かれるのではないでしょうか。一時期の松田聖子が、シュープリームスみたいですごかったです。