キーボード奏者のThierry Brandetを中心とするフランスのシンフォニック・ロック・グループ。89年作。煌びやかなトーンのキーボードが爽やかに広がり、そこにギターが流麗なメロディを目の覚めるような早弾きで紡ぐ。キーボードもクラシカルなフレーズを応酬させ、めくるめく展開。テクニカルなパートでも、テクニック重視には決してならず、どこかアーティスティックでクールな雰囲気があるのがフランス的。ハイ・トーンのナイーヴなヴォーカルとたゆたうようなメロディも絶品。10分を越える大曲4曲という構成で、派手さはないものの流れるように後半へと盛り上がっていく展開も聴き所。
MEDITERRANEO/ESTRECHAS CALLES DE SANTA CRUZ
スペインはバレンシアのスパニッシュ・シンフォ/ジャズ・ロック・バンド、78年のデビュー作
2,290円(税込2,519円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
綺麗。丁寧。(0 拍手)
MKさん レビューをすべて見る
時は80年代も後半。流石にサウンドは、煌びやかである。
しかし、このスケールの大きさは、捨てたものではない。70年代でプログレが死んだと思っている方は、要チェック。
2009年限定、紙ジャケット仕様で初CD化されたことは、非常に喜ばしいことだ。