エルトン・ジョン、ジェシ・デイヴィス、ニッキー・ホプキンス、ジム・ケルトナー、ボビー・キーズという錚々たるゲストが参加した74年作
890円(税込979円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり
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ウォルフもすごいが、バックがまたすごい(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
このライブ・アルバムが好きで好きで。ブルーズというよりホワイト・ファンクと呼んだほうがいいノリの良さで、ビートはまさに脅迫的です。その上をピーター・ウォルフのアジテーションが炸裂し、マジック・ディックのハープが煽り立てます。世の中に悲しいことなんてないのさ、というおちゃらけファンクなのでしょうが、ロードで鍛え上げられた鋼のような演奏が有無を言わせません。
きょう書きたいのはジェローム・ガイルズについてです。目立つソロを弾くわけでないリズム専門のガイルズがバンド・リーダーである。この点がこのバンドの個性を表しています。ウォルフにしろ、マジックにしろ、セス・ジャストマンにしろ、このバンドは芸達者ぞろい。ガイルズのギターが目立たないのはそのせいであります。ところがリズムに徹しているギターは鬼気迫る迫力があって、ギターを聴き始めると麻薬的な良さがあるのです。最初から最後まで一部を除いて、ほぼ同じリフですよ。ガイルズのギターがベースもドラムズも支配する構造です。
選曲がまた秀逸でジュニア・ウォーカーやらシュープリームスやら出てきます。わたしは「ホットライン」までのスタジオ録音も所持していますが、スタジオ盤の印象が丸変わりするライブであります。J・ガイルズ・バンドでしたら、絶対にこれ、というおすすめです。