201706(FESTIVAL MUSIC)
ジャケ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。往年のネオ・プログレを受け継ぎながらより繊細にメランコリックに紡ぐ英国度100%新鋭!
イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンドによる16年デビュー作。パートごとに自在に緩急をコントロールするリズム隊、ジャケットのイメージ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に選ぶように奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な表情の中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開するサウンドは思わず息を飲むほどの素晴らしさを持ちます。メタル由来の重量感はほぼ皆無なのも特徴で、メタリックなプレイに頼らずに疾走感あるパートをしっかりと聴かせるテクニックとセンスも見事。いかにも英国的な叙情が滲むメロディメイクの上手さもまた特筆で、ピアノを中心とするアンサンブルが質の高いメロディをさらに際立たせます。純英国的なドラマチックな音楽性を儚く美しいサウンドメイクで包み込んだ素晴らしい作品!
バンドに簡単なインタビューを行いました!
【1】本作『THE MAN WHO NEVER WAS』の中で、最も聴いてほしいパートを教えてください。
-作品全体にとても自信を持っているし、特別にどこということはないかな。各メンバーのお気に入りはあるけど、聴いてくれた人がそれぞれにお気に入りのパートを見つけてくれると嬉しいね。
【2】THIS WINTER MACHINEのサウンドに最も影響を与えているバンドは何でしょうか。
-ピーター・ガブリエル、マリリオン、ラッシュ、ジェネシス、アイアン・メイデン、ドリーム・シアター、ゲイリー・ニューマン、ウルトラヴォックスあたりだね。
【3】あなた方をプログレッシヴ・ロックに導いた作品を教えてください。
-バンドメンバー全員にとって、マリリオンの『Misplaced Childhood』とラッシュの『Exit Stage Left』が、僕らをプログレッシヴ・ロックに導いた作品と言えるね。
【4】日本で自分たちの音楽が聴かれていることについてどのように思いますか。
-日本で僕らの作品が聴かれているというのは本当に素晴らしいことだと思うよ。特に日本の映画や文化が大好きなアル(ヴォーカルのAl Wynter)にとってはとても特別なことだろうね。
【5】日本のプログレ・ファンにメッセージをお願いします。
-こんにちは!僕らのアルバムを気に入ってくれることを心から願っています。そしていつの日か日本に訪れてライヴができたらと思っています。近いうちに会いましょう!
[カケレコ国内盤リリース中] 現スペイン随一のシンフォニック・ロック・グループ17年作7th、緻密に構築された楽曲と完璧にコントロールされた演奏で隙なく聴かせる、知性と熱情を合わせ持った傑作!
2,990円(税込3,289円)
IAN MATTHEWS (IAIN MATTHEWS)/IF YOU SAW THRO MY EYES
元FAIRPORT CONVENTION、いかにも英国的なリリシズムが魅力の名SSW、70年の傑作1stソロ
1,390円(税込1,529円)
現英国プログレの代表的グループの19年作、キャリア30年の風格と瑞々しいサウンドメイクが同居するさすがの傑作!
CAMELのキーボーディストに抜擢された盲目の天才マルチ・プレイヤーPete Jonesによるソロ・プロジェクト、待望のライヴ作品!2020年リリース
70年代スタイルのキーボードやフルートの美旋律が溢れる英国シンフォニック・ロック、2013年作3rd
英国新鋭プログレ・バンド、2012年デビュー作 、 信じられないほどに繊細に紡がれる、牧歌的でいて崇高な圧巻の名作!
英国の2人組プログレ・ユニット19年デビュー作、80年代イエスへのリスペクトに満ち満ちた「シンセ・ポップ+プログレ」な快作!
03年結成の英新鋭シンフォ・バンド19年作4th、モダンな中にも古き良き英国的叙情性が滲み出る歌ものプログレ
85年結成の英シンフォ・グループ2020年作、ジェントルで実直に紡がれる感動のメロディアス・シンフォ作
PINK FLOYDやPORCUPINE TREEからの影響が強い、メランコリックに揺らめく音空間が美しい英国モダン・プログレ、19年作
CARAVANら往年のカンタベリー・ロックを継承する英プログレ・バンド、19年作2nd
まるでGENTLE GIANT×初期GONG!?英国の新鋭プログレ/ジャズ・ロック・グループによる18年作
ロシアからとんでもない新鋭が登場!70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!
FRANCOIS THOLLOT率いる仏暗黒アヴァン/チェンバー・グループ、11年デビュー作
アヴァン/ジャズ・ロックからキーボード・プログレ、神秘的フォークまでめくるめく展開するブラジル注目の新鋭が登場!2014年のデビュー作にして傑作!
ナショナル・ヘルスやキング・クリムゾンのDNAを感じさせるフランスの新鋭、圧巻の2015年デビュー作
「狂気」〜「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド、17年デビュー作
アルゼンチンの新鋭、2010年デビュー作。ヘヴィかつメランコリックで幻想的な絶品シンフォ!
え!?これ本当に新鋭なの? SERU GIRANやPABLO EL ENTERRADORの遺伝子を受け継ぐ正統派アルゼンチン・プログレ、名作!
(クイーン + ドリーム・シアター)÷モンティ・パイソン!?プログレとHR/HMを恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ、このスペインの新鋭2012年デビュー作、凄すぎです!
英国新鋭プログレ・バンド、2012年デビュー作 、 信じられないほどに繊細に紡がれる、牧歌的でいて崇高な圧巻の名作!
伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2013年デビュー作
ムーン・サファリへのブラジルからの回答!と言える、透明感ある美メロとアンサンブルが光る2013年の驚きのデビュー作
イタリア新鋭13年デビュー作、たおやかなアコギ、こぼれ落ちる凛としたリリシズム、爽やかなポップ・センス、ずばり名作です!
これは激レコメンドの新鋭がイタリアはジェノヴァから登場!ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりな痛快プログレ、2016年作!
16年に名作と呼ぶべき完成度のデビュー作をリリースした英シンフォ・グループによる待望の19年2nd。路線は前作を踏襲するもので、JADISや90年代のMARILLIONあたりのネオ・プログレ・バ ... 続き
MARILLIONとRUSHによってプログレに導かれたと語るイギリスの新鋭シンフォ・グループによる2021年3rdアルバム。IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細で ... 続き
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
久々の好印象(2 拍手)
さん レビューをすべて見る
いかにも、そしてその通りのイギリス然たるメロディーと構成は近年の複雑なプログレ・バンドとは違い端正に作られた楽曲には心を奪われてしまう。
また、柔らかめな男性ヴォーカルもなかなかのもので、曲の雰囲気を上手く醸し出しているのではないでしょうか。
3か月待った甲斐がありました。
現在進行形の英国プログレ!(2 拍手)
easy livin’さん レビューをすべて見る
御免なさい、まだ買ってないのにレビューしたくって。まずジャケがso nice.現在の英国そして来るべき英国のあり方とタイトルが変化の起きてる現在の英国そして今後を予期させるじゃないですか。まだ今は私you tubeで聞いただけでレビューなんて厚かましいと思います。今買うか否か分水嶺の頂上にいて、でもどうしよう欲しい。歌詞をトランスクライブしてくれた外人女性のお陰でその深〜く洞察してる、その歌詞世界、それこそ英国人、だからこそpink floydが英国より出てくる訳じゃない、ジャケ買いを迷わせるのだが、ちょっとサウンド面がネオプログレとか、ちょっと旨みが滲んでないと私自身は思うんだよね。注目株間違いない。でも弾みで買う時はカケレコで買うからね!それは今約束出来るんだよマジで。どうしようかな本当に、でもこれイイナー、う〜ん私はサウンドがなんだよ。でも他の方は違う価値観ならピカイチの現在進行形のプログレだよ。ホ〜ント。ちょっと、時間あるとき、もう1度you tube聞いて判断する、う〜んジャケ買い対象今現在ならダントツだなー。この1枚は。他に欲しいのもあるんだよ。どう調整するかが今の正直な悩み。2018年4月18日記。