キャッチーなメロディと骨太なアンサンブルが魅力の英ハード・ロック・バンド。73年作『NOTHING TO HIDE』と74年作『STRANGERS』、そして未発表だった75年作『GUN RUNNING』を加えた3枚組ボックスセット。ニッチ・ポップ・ファンやグラム・ロック・ファン必聴です!
キャッチーなメロディ光る英国ハード・ロック/グラム・ロック特集!
いぶし銀のハード・ロックもいいけど、たまにはギラギラしたハード・ロックもね!重厚だけどポップでキャッチーなハード・ロック作品を集めてみました。
キャッチーなメロディが詰っているのに、レコード屋では長らく床置きの100円コーナーで憂き目に会い続けた愛すべき作品達をピックアップ!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微な折れあり
パイロットやトッド・ラングレンばりのキャッチーなメロディ、ガッツ溢れるハード・エッジなアンサンブルを軸に、TレックスやDボウイばりの煌びやかさを加えた、B級にとどめておくにはもったいない英ニッチ・ハードロッキン・ポップ!
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他人に知らせず伏せておきたいバンドってありませんか(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ギター/ボーカルの人とドラムズの人が双子の兄弟です。二人の恰好はサロペット・ジーンズ(懐かしや…)ベルボトム・すそ折り返しで、のちのベイ・シティ・ローラーズは参考にしたんじゃないでしょうか。この二人がフロントなので、ステージではドラマーが前にいるという珍しい形態をとっています。たぶんこのバンドを知っている人多くないと思います。けれどシングル「スタンディング・イン・ザ・ロード」は、UK第4位。「一発屋」と呼ばれているようです…しくしく。
わたしはカケレコさんのおかげで、このバンドのこと早くに知ることができました。…と言いつつ2012年8月12日のことです。当時どこのサイトでも売っていなくて、聴いてクオリティにたまげ、以後グラムに傾倒することとなりました。このバンドをグラム・ポップと軽んじるととんでもなく、ギターは速弾きをかますし、ドラムズは突然ソロを叩き始めたりします。必殺技は高速かつ綺麗なコーラス・ハーモニーで、ストレイ級であります。曲がエネルギッシュかつドラマチックで、心地よい虚脱感におそわれます。一本調子の「スタンディング・イン・ザ・ロード」がむしろ異端に感じられるほど、多彩な落とし方のハードロックであります。
自分だけが知っているとずっと思っていたのに、このボックス発売でバンドの存在が知れ渡ってしまいました。「ケア・トゥ・ビリーブ」なんて泣いてしまいます。2021.10.07