大所帯グループによる迫力満点のロック/プログレをセレクトしました!
1stアルバム『トラジェクトリー(軌跡)』リイシュー記念☆ ロシアン・プログレの至宝LOST WORLD BAND特集!
7月25日に『トラジェクトリー(軌跡)』をリリースしたロシアの新鋭プログレ・グループLOST WORLD BANDを特集いたします!
民族音楽のエッセンスを巧みに取り入れて自分たちだけの音楽性を築き上げている新鋭グループたちを見てまいりたいと思います!
時に優雅に時にエネルギッシュに舞うヴァイオリンをフィーチャーした世界の新鋭プログレを特集!
荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり
ロックのダイナミズムを土台として「クラシック」と「民族音楽」とが高次元に結び付いたこの壮大さは、両者が盛んなハンガリーだからこそのサウンドかも知れません。「静」と「動」の対比が鮮烈なシンフォニック・ロック傑作!
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正統的なクラシカル・ロック作品(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
如何にもハンガリーらしいクラシカル・ロックを聴かせるFUGATO ORCHESTRAのデビュー・アルバム。
自らORCHESTRAと名乗るだけのことはあり、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの弦楽器に、フルートやオーボエ、トランペットなどの管楽器も加わった大所帯だが、全編を通して印象に残るのはピアノ(キーボード)。
弾きたおすようなタイプではなく正統的な演奏ではあるが、とても美しく流麗でオケとの相性が良い。
序盤はドラムをティンパニーに置き換えたらクラシックとしても成立するのではないかと思うくらいクラシック寄りなのだけれど、中盤ではオペラティックな女性コーラスが入り、終盤にかけてはピアノと管楽器の掛け合いによるジャズっぽい曲も聴かれる。
変化に富みながら、ラストの組曲では序盤のテーマが再現され、統一性を持たせた構成も見事。
同郷のAFTER CRYINGやRUMBLIN' ORCHESTRAに比べるとロック色は弱いけれどシンフォ作としての完成度は勝るとも劣らない。