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悪魔天国

ガン

SICP4545() 【2015年発売CD】

廃盤、08年DSDリマスタリング、解説・歌詞・対訳付き仕様、定価1300+税。

評価:40 1件のレビュー

サイケデリック・ロックをラウド化し、さらにプログレッシヴ・ロックへの流れとも呼応した荘厳なサウンドは、69年とは思えない完成度。英国ハードの歴史を紐解く上での重要性はツェッペリン1stにも匹敵する、元祖ブリティッシュ・ハード・ロックの名作!

トリオ編成によるパワフルなアンサンブルをサイケデリックに彩ったハード・ロック黎明期の名盤、69年作1st、アートワークはロジャー・ディーンの初ジャケ仕事

ガーヴィッツ兄弟のキャリア出発点となった英ハード・ロック・グループ、68年作1st。トリオ編成ならではのパワフル且つ自由度の高いアンサンブルに、68年らしくサイケデリックなアレンジが多く施された個性際立つハード・ロック・サウンドが今尚新鮮な一枚。代表曲「Race With Devil」では、導入での荘厳な男声コーラスから、疾走感溢れるギター・リフ、タイトなドラム、太いベースが一体となった粘り気のあるヘヴィなアンサンブルへと雪崩れ込むように展開。禍禍しく笑い声を発するヴォーカル、狂乱を煽るホーン・セクションも加わり、混沌としたウネリが堪らない魅力となっています。サイケデリックな多重録音とヘヴィなインプロヴィゼーションが融合した大作「Take Off」やガーヴィッツ兄弟らしい泣きのギターがストリングスと絡む「The Sad Saga Of The Boy And The Bee」など聴き所満載。英国ハード・ロック誕生期の名盤。

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レビュー一覧

評価:4 泣きまくるギターをあなたは好きか(2 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

ヘビーロックとして聴くなら4. Yellow Cab Man あたりでしょうか。しがないタクシー・ドライバーの人生を、どこにも着かない人生と嘆いて見せます。この行き詰まり感を出しているのがポール・ガービッツの感覚的なギター。そうかと思えば2. The Sad Saga Of The Boy And The Bee では、刺して死ぬのではなく、花の上で死にたいと願うミツバチのバラード。これがまるで昭和歌謡曲で、ブラスや弦楽大盛りの有り様なのです。

スリーマン・アーミーでもそんな印象を受けますが、ガービッツ兄弟が聞かせようとしているのは、重苦しいギターとドラマチックな歌謡曲だと思うのです。だからひとつのパターンで終わるアルバムはなく、多様さてんこ盛りを楽しむのがガンの聴き方です。自分の意識を多少60年代に戻す必要はあるんですけどね。イタリアのニュートロルズやフォルムラ・トレあたりと楽しみ方が似ているかも知れません。

ヘビーロックに「泣き」という要素は大変難しいです。なぜなら「泣き」の昭和歌謡を自分はさんざん聞いてきて、飽きてしまっているから。わたしはガンの音を聴くと、この過剰な「泣き」に出会ってぐったりしてしまいます。

ナイスレビューですね!