COMPLETELY UNDER THE COVERS

20年分の歴史が今甦る（3 拍手）

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どうしても自分の聴くCDが70年代の旧譜に偏っているので、このボックスを見つけたとき速攻で購入してしまいました。スージー＆ザ・バンシーズ「スルー・ザ・ルッキンググラス」、トッド・ラングレン「フェイスフル」、ステイタス・クオー「ドント・ストップ」などなど好きなんです。このお二人ですから当然歌ものにフォーカスした選曲であります。感じるのが、なるべく余計なアレンジ、楽器を加えないで、コーラスとギター主体にやっていこうとするポリシー。わたしは全体の半分ぐらいしか知りませんでしたが、知らない曲でも飛び上がるぐらい感動しています。知っている曲は二倍感動します。

65年のボブ・ディランから89年のトム・ペティまでですから実質20年です。一枚のCDに5年分入っていると考えればよろしい。UKが27曲、USが33曲で若干米国優勢です。（勝手に統計とっているので細かい部分はお許しを。）面白いのが72年で9曲選ばれています。ニール・ヤングとトッド・ラングレン好きですねぇ。二人がライナーで述べているとおり、ロックおたくが好きな曲をカバーしてみたらこうなった、という出来上がりで、「ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・ボーカル・オリエンテッド・ロック」と言えます。ここまでするならバングルズのカバーも入れてもよかったのでは。

1965　ボブ・ディラン、フー
1966　ビートルズ、ビーチボーイズ、ベルベット・アンダーグラウンド、ママス＆パパス
1967　マーマレイド、ラブ、リンダ・ロンシュタット（ストーン・ポニーズ）、ゾンビーズ、レフト・バンク、フー
1968　キンクス
1969　フェアポート・コンベンション、ニール・ヤング
1970　ニール・ヤング、グレイトフル・デッド、デレク＆ザ・ドミノズ、ジョージ・ハリスン
1971　イエス、リトル・フィート、ジョン・レノン、ロッド・スチュワート、ジェイムズ・テイラー
1972　ビージーズ、ラズベリーズ、モット・ザ・フープル、カーリー・サイモン、トッド・ラングレン、ブレッド、バッドフィンガー、オールマン・ブラザーズ
1973　ビッグ・スター、グラム・パースンズ
1974　クイーン
1977　フリートウッド・マック、テレビジョン
1978　ブレンズリー・シュウォーツ
1979　トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ、ブロンディー
1980　ラモーンズ、エルビス・コステロ、プリテンダーズ、XTC
1981　dB's、ゴーゴーズ、リンジー・バッキンガム
1982　イングリッシュ・ビート、ザ・ボンゴズ、ロキシー・ミュージック、マーシャル・クレンショー
1983　R.E.M.
1984　スミスズ、エコー＆ザ・バニーメン、プリンス
1989　トム・ペティ
細かいミスはご容赦ください。