ECLEC2518(ESOTERIC) 【2015年発売CD】
オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター。
プロデュースは後にメロウ・キャンドルを手掛けるD.ヒッチコック。メロキャンほどの流麗さ瑞々しさはありませんが、力強くも陰影あるバンド演奏を荘厳なストリングスが彩る、存在感ある英フォーク・ロック逸品です。
メロウ・キャンドルのプロデューサーとして後に名を馳せるデヴィッド・ヒッチコックがプロデュースした70年作の唯一作。ヴァイオリン、チェロ奏者をメンバーに持つ彼らのサウンドは、メロウ・キャンドル前夜といった感じのクラシカルなブリティッシュ・フォーク・ロック。弦楽器とバンド・アンサンブルの絡みという点でまだまだ雑然としており、メロウ・キャンドルと比べると格調高さという点でもう一歩といった感じですが、逆にその勢いに任せたような生々しさが彼らの魅力でもあります。全体の完成度としては、かなりのレベルの作品です。
MELLOW CANDLEから辿る、格調高くミステリアスな英国フォーク特集
メロウ・キャンドルを彷彿とさせる、格調高いメロディーと楽器のアンサンブルが聴ける英国のフォーク作品をピックアップいたしました。
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アグレッシヴなフォーク・ロック。(0 拍手)
あんちょびさん レビューをすべて見る
英国フォーク・ロック・バンド「フューシャ」が出した唯一のアルバム。
プロデューサーが”あの”メロウ・キャンドルを出した人だそうですが、
この人はこういう系統のバンドを作るのが好きな人物なんでしょうか…?
分類上はフォーク・ロックですが、ドラムやカスタネットがかなり派手に鳴るので
あまりおとなしいノリではない。そこにフィドルやチェロ、Voが乗ってくる。
アコースティックな音作りですが、ノリはかなりロックという不思議な音楽。
「メロウ・キャンドル」の様な路線を想像していたら、いい意味で裏切られました。
今回のEsotericからのリマスター盤は、元メンバーのTony Durantが過去に
出したリマスター盤よりもマスターの劣化が目立たない感じに手直しされている。
意外とパンチの効いたフォーク・ロック、オススメの一枚。