ALLAN HOLDSWORTH/LIVE IN JAPAN 1984
84年来日公演、パーソネルはポール・ウィリアムス(vo)/ジミー・ジョンソン(b)/チャド・ワッカーマン(dr)
1,690円(税込1,859円)
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ドラマチックが止まらない(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
キャバレー、ボードビルの古き懐かしい時代をアナクロによみがえらせた高性能ポップ・バンドで、わたし大好きです。切れの良い展開、ユーザーを置き去りにしない程度のアバンギャルドさ、批評感覚など、このグループを褒めることに事欠きません。大枠ではセイラーやパイロットの系譜に属します。キンクスに影響受けているかもと思ったり、いややっぱりUSポップなのだろうと思ったり。とにかくメロディが判りやすくてよろしいです。
ギター兼リーダーのクライブ・ランガーは、デフ・スクールが消滅すると同時に表舞台から消えたような感じです。ところがエルビス・コステロの「シップビルディング」は、ランガーとコステロの共作なのです。
5.Capaldi's Cafe では、ロンドン・パンクになって、ギターのいい加減なカッティングがとても恰好良いです。あえて下手に弾いていることが明らか。こういう批評とエンタメが両立していることが、ホント素晴らしいんですよ。アルバム中、最も印象に残るのが9.Taxi 。ドラマチックが急流になっているような圧倒的名曲で、あまりに完璧なので涙ぐみそうになります。