AK1012(AKARMA)
紙ジャケット仕様。
「癒し系イタリアン・ロック」とでも言いましょうか…。透明感溢れるキーボードと穏やかなテノールヴォーカル、雄大なオーケストラに心洗われる名品。
Claudio Baglioniの作品でも知られるキーボード奏者、Toto Torquatiの73年2nd。ソロ名義の作品ながら繊細なアレンジが行き届き、プログレッシヴ・ロック然としたアンサンブルが楽しめます。優美に響き渡るオーケストレーションから幕を開け、ヘヴィーなリフを刻むギターが導入部を先導。透明感溢れるピアノの旋律が引き継ぎ、幾重にも重なるシンセサイザーと共に煌びやかなアンサンブルを奏でます。正に聴き手を惹きつける多彩な音色の変化が楽しめる絶妙のアレンジ。朗々と歌い上げるヴォーカルと、カッチリ締まっているリズム隊もポイント。コーダとしてオーケストラ・テーマが再び登場、全体の構成も練られています。イタリアらしい優雅さが満喫出来る一枚。
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
1,832円(税込2,015円)
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第十八回 TOTO TORQUATI『GLI OCCHI DI UN BAMBINO』(イタリア)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
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