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MAGMA/ZEUHLサウンド影響下のフランスのマルチ・ミュージシャン、Francois Thollot率いるグループ。14年作3rd。1stと2ndは作曲とともにドラムを担当していたFrancoisですが、本作では、ベースとキーボード奏者としてのクレジットで、ドラム、ギター、サックスは、すべて新たなメンバーを起用し、新生カルテットとして制作されています。エレピによるミニマルなフレーズの反復、緊張感に満ちたサックスのリード、ここぞで炸裂するエレキによるフリーキーなフレーズなどが時に緻密に絡み合い、時にぶつかりあうチェンバー・ロックが印象的。前作までのクリムゾン『レッド』的な荘厳さやヘヴィネスが、ギルガメッシュ〜ナショナル・ヘルスに通じるジャズ・ロック・エッセンスに切り替わった感じ。終始、不穏でテンションいっぱいながら、全体的に有機的に紡がれたサウンドはさすがの完成度。カンタベリー、ジャズ・ロック、チェンバー・ロックのファンは必聴の名作です。
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