NHK-FM『プログレ三昧』オンエア楽曲当店在庫リスト
AKRITAS / AKRITAS
性急さと畳み掛けるようなテンションが魅力のギリシアを代表する名作、73年作
ギリシアを代表する名作、73年の唯一作。バロック調のオルガン、端正なタッチのクラシカルなピアノ、アグレッシヴなキーボード、エッジの立ったエキセントリックなギター、手数多くアグレッシヴに疾走するドラム、静と動のパートの鮮やかな対比。これぞまさにプログレ。イタリアン・ロックを想わせる、性急さと畳み掛けるようなテンションも魅力。曲間なく全体がつながったコンセプト作で、静と動を自在に操る演奏力と、30分以上を一気に聴かせる構成力も見事です。
AREA / CAUTION RADIATION AREA
伊ジャズ・ロックを代表するグループ
強靭な声帯の持ち主であるDemetrio Stratosを中心に結成され、超絶的なテクニカルさとバルカン独特の叙情香る、イタリアのプログレッシブ・ロックシーンを代表するジャズ・ロックグループの74年2nd。ベースのPatrick DjivasはP.F.Mへと移籍し、技巧的なサックスなどを聴かせていたEdouard Busnelloも脱退し新メンバーを迎えた本作は、1曲目のみが前作からの正統的な流れを感じるバルカン・ジャズロックであり、それ以降は技巧的な即興演奏、アヴァンギャルド・サウンドの応酬が収められています。やや前衛的ながらも、彼らのポテンシャルの高さを示す名盤です。
AREA / 1978
伊ジャズ・ロックを代表するグループ
強靭な声帯の持ち主であるDemetrio Stratosを中心に結成され、超絶的なテクニカルさとバルカン独特の叙情香る、イタリアのプログレッシブ・ロックシーンを代表するジャズ・ロックグループの78年6th。前作からギタリストPaolo Tofaniが脱退して製作された本作は、変拍子を巧みに取り入れたバルカン・ジャズロックから、今までよりも聴きやすくなったテクニカルで前衛的なインプロヴィゼーション、そして非常にキャッチーな側面すら感じさせるDemetrio Stratosのボーカルまで聴き所に恵まれた作品であり、Paolo Tofani脱退により、前作よりもキーボードのPatrizio Fariselliの手腕が発揮された名盤です。
BANCO / BANCO DEL MUTUO SOCCORSO
イタリアを代表するグループ、記念すべき1st
Vittorio Nocenzi、Gianni Nocenziを中心に結成され、Francesco Di Giacomoの迫力のある歌声とツイン・キーボードのアンサンブルを個性にイタリアを代表するプログレッシブ・ロックグループへと飛躍。シーンに衝撃を与えP.F.M.に続いて世界デビューを果たしたバンドの72年デビュー作。その内容はオルガンやピアノを中心としたクラシカル且つダイナミックなロック・アンサンブルと、表情豊かなカンツォーネが雑妙に交じり合ったプログレッシブ・ロックであり、イタリア然としたエネルギッシュなサウンドが素晴らしい1枚。デビュー作らしいハードさと勢いを持った傑作です。
CARAVAN / IN THE LAND OF GRAY AND PINK
カンタベリーを代表する名作、71年3rd
SOFT MACHINEと同じWILD FLOWERSを母体にRichard Sinclairらによって結成されたグループであり、カンタベリー・ジャズ・ロックシーンを代表するグループの71年3rd。彼らの代表作との評価も高いその内容は、淡いサイケデリック・ロックの質感と、Richard Sinclairの甘く響くボーカル、Dave Sinclairの各種キーボードによるマイルドなアンサンブルが上質に響くカンタベリー・シーン屈指の名盤であり、英国然とした湿り気を帯びた雰囲気とSOFT MACHINEよりもポップ且つメロディアスな音楽性が素晴らしい1枚。20分超の大作も採用し、プログレッシブ・ロックならではのスリリングなインタープレイを見せ付けながらも、やはりナイーブでセンチメンタルな叙情に溢れた傑作です。
CREAM / WHEELS OF FIRE
3rdアルバム、全米No.1獲得、「WHITE ROOM」収録
68年8月発表の、スタジオ盤とライヴ盤を合わせた、彼らの唯一の二枚組みアルバムであり、最大の意欲作。スタジオにおける実験性や革新性と、怒濤の如く白熱した演奏が詰まったアルバムです。プロデュースは引き続きFelix Pappalardi。より脱ブルース色を狙ったロック・アルバムとなっており、時代の風を受けたカオスティックなジャケット共々、いかにも68年当時らしいサイケデリックな実験色の濃い楽曲を多く収録しています。今日においても決して解り易いとは言えない本作が、全米第1位を記録し得たことは、ロック史上特筆すべきことでしょう。内容の方はスタジオ編、ライヴ編が各1枚づつという2枚組。ライヴ感覚旺盛な後半ではERIC CLAPTONのギター・リフがカッコイイ超名曲「CROSSROAD」(伝説のブルースマン、ROBERTJOHNSON作)、前者のスタジオ編では人気曲「WHITE ROOM」が聴きどころ。ジャジーでブルージーなインプロヴィゼーションが冴え渡る屈指の大名盤です!
EL&P / EL&P
70年デビュー作
NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成され、ギターレスのトリオという変則的な編成ながらそのハンディを全く感じさせない音楽性でプログレッシブ・ロックの1つのスタイルを築いたイギリスのグループの70年デビューアルバム。のっけからバルトークのクラシック曲を肉感的で屈折したオルガン・ロックにアレンジし、全体的に荒削りながらバンド結成最初期の勢いを感じさせます。また攻撃的なオルガン・ロック、ジャジーなピアノ・インプロヴィゼーションに留まらず、当時最先端テクノロジーであり、後の彼らの作品に大きな個性と彩を添えることになるモーグのモノシンセが咆哮する人気のバラード「ラッキー・マン」など、先鋭的なアイディアを閉じ込めた名盤となっています。
EL&P / BRAIN SALAD SURGERY
73年5th、70年代英国ロック屈指の名盤であり、それまでの彼らの集大成を最高の形で結実させた傑作
NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成され、ギターレスのトリオという変則的な編成ながらそのハンディを全く感じさせない音楽性でプログレッシブ・ロックの1つのスタイルを築いたイギリスのグループの73年5th。自身のレーベル「マンティコア」よりリリースされた、70年代英国ロック屈指の名盤であり、それまでの彼らの集大成を最高の形で結実させた傑作です。ヒューバート・パリー作曲の「聖地エルサレム」で荘厳に幕を開け、ヒナステラ作曲の超絶曲「トッカータ」などこれまでの彼らの音楽性に沿った個性的な楽曲が並ぶものの、本作から全編に本格的にシンセサイザーが導入されており、より彩り豊かな英国叙情を伝えています。極めつけは30分にも及ぶ3楽章から成る「悪の経典#9」の完璧なロックシンフォニー。全ロックファン必聴の名作です。
FOCUS / MOVING WAVES
ハードでキャッチーなギターリフ!変てこヨーデル風スキャットが炸裂!
オランダのプログレッシヴ・ロックバンドFocusの2作目です。キーボーディスト兼ヴォーカリストのThijs Van LeerとギタリストのJan Akkermanがバンドの顔なわけですが、ヨーデルを取り込んだ一種形容できないLeerのスタイルと、カミソリの様に硬質でありながら最高にキャッチーなAkkermanのギタープレイが絡み合って不思議な高揚感が独自のハード・ジャズ・ロックでありながらそれ一辺倒にはならずに、優雅でメロウな曲も創作でき る何とも稀有な存在!一度嵌ったら、抜け出せない魔的な魅力を放った作品です。1曲目の「Hocus Pocus」は、ハードでキャッチーなギターリフと変てこなヨーデル風スキャットが炸裂しています。2曲目以降は打って変わって叙情的な作品が続きます。ヨーロッパの香り漂う佳品ぞろいです。 そして最後に23分の組曲「Eruption」で締めくくりとなりますが、これはもう鳥肌ものの名曲。まだフュージョンというジャンルが世に出る前からロック、ジャズ、クラシックを融合したクロスオーヴァー・サウンドを作り出していたのは特筆に価します。
GENESIS / LAMB LIES DOWN ON BROADWAY
74年6th
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの74年6th。Peter Gabriel在籍期最後のアルバムとなる本作はマンハッタンを舞台に繰り広げられる、ラエルという男性を主人公にしたコンセプト・アルバムであり、Peter Gabriel期GENESISの集大成となった問題作。前作までのファンタジックなジャケットから一転、ヒプノシスによるジャケットを採用し、それまでの寓話的な幻想性は後退していますが、Peter Gabrielのシアトリカルなボーカルは健在であり、聴く者を文字通り幻惑の世界に誘います。
HATFIELD & THE NORTH / ROTTERS' CLUB
KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作
元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作である本作は、20分の大作「Mumps」を含め、 前作より全体的に整理、洗練された世界観をすっきりと聴かせる作風となっており、クロスオーバー・ジャズ・ロック色を強めた音楽性へと変化しながらも、彼ららしいポピュラリティーを持ったサウンドと、胸を打つメロディーが素晴らしい傑作です。
KANSAS / SONG FOR AMERICA
プログレのなかにアメリカン・ポップの要素を持ち込みグループの基本的なサウンドを確立させた彼等の原点
抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの75年2nd。その内容はアメリカン・ロックの明快さを崩さずにプログレ然としたアンサンブルを取り込むことに成功した傑作であり、ストレートなロックやブルース調に落ち着いた部分はまだ残しているものの、キャッチー且つポップなメロディーとシンフォニック・ロックの旨みを融合させた表題曲をはじめ、目の覚めるようなアメリカン・シンフォニック・サウンドが提示された記念碑的な作品と言えるでしょう。
KESTREL / KESTREL
74年作、メロトロンの洪水&キャッチーな英ポップ・メロディー
後にTHE SPIDERS FROM MARSに参加することとなるDave Blockが在籍したグループであり、非常にポピュラリティーのある楽曲とプログレッシブな感性を絶妙に同居させた稀有の音楽性で名盤を作り上げたイギリスのプログレッシブ・ポップ・ロックグループの75年作。その音楽的な骨格はプログレッシブ・ロック版THE BEATLESなどと言われる通りキャッチーなポップ・ロック・サウンドですが、プログレッシブ・ロックとしての旨みはDave Blockのワイルドなギター、そしてキーボードのJohn Cookによるオルガン、メロトロンの洪水にあると言えるでしょう。適度に英国然とした湿り気と叙情を帯びている点も魅力的であり、プログレッシブとポップという相容れにくい要素の融合を果たした名盤です。
KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING
69年発表の歴史的デビュー作
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの69年デビューアルバム。プログレッシブ・ロックのスタートラインとなった記念碑的作品であり、「21世紀の精神異常者」のヘヴィーなサウンドで幕を開け「クリムゾン・キングの宮殿」の荘厳なメロトロンで終幕するまで、全く非の打ち所の無いフレーズとインプロヴィゼーションの応酬が乱れ飛びます。BEATLESの「Abbey Road」を蹴落とし全英トップにのし上がった本作は、プログレッシブ・ロック時代の幕開けを象徴する1枚として語り継がれています。
KING CRIMSON / ISLANDS
71年4th
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの71年4th。全てを静観するような達観したサウンドが特徴的であり、Boz BurrellのボーカルはPeter Sinfieldのメッセージを優しく歌い上げ、空間を彩るサウンドはジャケット通り宇宙的な広がりを見せます。Peter Sinfieldは本作を持ってバンドを離れ、Robert Frippは解散を宣言、次作「太陽と戦慄」まで少しの間KING CRIMSONは形骸化することとなります。バンド崩壊ギリギリの輝きが感じられる、彼らの作品の中でも最も儚く美しい名盤です。
KULTIVATOR / BARNDOMENS STIGAR
スウェーデン、知性的かつ凶暴!北欧ジャズ・ロックの名作!
スウェーデンのグループ、80年唯一作。アグレッシヴに突き進む肉感的なドラム、凶暴なオルガンが聴き手をなぎ倒す1曲目から物凄いテンション暴走気味のまま、柔らかなフルートが入ったり、流麗かつスリリングなギターが炸裂したり、変拍子で襲いかかったり、凄まじく濃密な3分間に腰が抜けます。女性ヴォーカルやエレピが浮遊するカンタベリー・タッチの楽曲も魅力的。HATFIELDやらNATIONAL HELTHやらHENRY COWやらKING CRIMSONやら、その辺のサウンドが好みの方はグッときっぱなしのアンサンブルが詰まっています。クールなリリシズムと肉感的なリズムとの組み合わせは、ANEKDOTENも頭に浮かびます。北欧ジャズ・ロック/アヴァンギャルドの名作
LA MAQUINA DE HACER PAJAROS / PELICULAS
チャーリー・ガルシア率いるグループ、アルゼンチン・ロックを代表する傑作
チャーリー・ガルシア率いるアルゼンチン・ロック・グループ。77年作の2nd。前作での穏やかで美しいメロディーはそのままに、ジャズ、フュージョン色が増し、より洗練されたテクニカルなアンサンブルが楽しめる作品。弦楽アレンジの大胆な導入によりリリカルなメロディーの魅力も最大限に引き出されています。演奏の切れはさすがで、静と動の部分のメリハリが強調された結果、完成度は増した印象。前作と並び、アルゼンチン・ロックを代表する傑作。
MAGMA / ATTAHK
78年発表の傑作7th
コバイア思想に基づくコンセプトは継承しつつ、ベースの高音がうねりまくり、コバイア・コーラスにロックとファンクが均衡と破壊の狭間で見事に融合された作品。78年発表。ソウル的パッセージが染みこんでくる「LAST SEVEN MINUTES」は、数あるMAGMAの中でも重要曲。
OSANNA / PALEPOLI
伊ヘヴィ・プログレを代表する傑作
CITTA FRONTALEを母体に、Danilo RusiciとElio D'annaを中心に結成され、呪術的なサウンドとほの暗い叙情でトップバンドへと登りつめたイタリアのへヴィー・プログレッシブ・ロックグループの73年3rd。彼らの最高傑作として名高い本作は、彼らの個性である呪術的な暗鬱とした音楽性、圧倒的なサイケデリアを描く音像、そして過剰なへヴィネスを内包したギター、サックスが先導するフリー・ジャズ路線のアプローチが高次元で融合したイタリアン・プログレッシブ・ロックを代表する名作であり、おどろおどろしいながらも神秘を感じさせる傑作です。
P.F.M / WORLD BECAME THE WORLD
イタリアン・プログレの最高峰、MANTICOREレーベルより74年にリリースされた世界デビュー第二弾(英語盤)
QUELLIを母体に結成され、後にバンドの顔となるMauro Paganiを迎えて改名。英国とはまた違ったイタリアの素晴らしい叙情性を放ち、EL&PのMANTICOREからPete Sinfieldの戦略で世界デビューまで果たしたイタリアン・シンフォニック・ロック代表グループの74年4th。AREAのPatrick Djivasを新ベーシストとして迎えた世界リリース2作目であり、イタリア盤も製作された名盤。前作が旧作からの再録音を中心にしていただけに、PFMの真価が問われることになった本作は、バロックを強く意識したクラシカルな前作から、プログレッシブな魅力はそのままに、よりポピュラリティーを持ったサウンドを提示した傑作であり、前作同様、イタリアのシンフォニック・ロックを代表する1枚となっています。
PINK FLOYD / MEDDLE
代表曲「エコーズ」収録、メロウでダイナミックな名曲を多数含む傑作
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの71年6th。その内容はサイケデリック・ロックの質感を残しながらもブルーズ・ロック、ハード・ロックのアンサンブルも取り込み、スペーシーな音像で迫る作風となっており、なんと言っても彼らを代表する1曲と言える大曲「Echoes」が大きくその存在感を放っています。ロックというジャンルに人間の精神性や虚無感など様々な要素を内包させ、音楽と言う枠組みさえも骨抜きにしてしまうような絶対的な個性に溢れた名盤であり、PINK FLOYDらしさが確立された必聴盤です。
PINK FLOYD / WISH YOU WERE HERE
75年作
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの75年9th。前作「狂気」を発表しツアーも成功のうちに終了、休業解散状態であったバンドが再びシーンに返り咲いた作品であり、創設時のメンバーSyd Barrettを想起させるテーマを盛り込んだ、Roger Watersの色濃いコンセプト・アルバムとなっていますが、その内容は「狂気」のクオリティーをそのままに別なベクトルへ向けて発信した傑作です。トータル志向という意味では確かに「狂気」に軍配が上がるも、各楽曲のクオリティーは全く見劣りせず、彼らの代表作の1枚に上がることも多い名盤です。
SOFT MACHINE / THIRD
カンタベリー・ロックの最高峰3rd、70年作
CARAVANと同じWILD FLOWERSを母体にRobert Wyattらによって結成されたグループであり、サイケデリック・ロックからその音楽性を変化させカンタベリー・ジャズ・ロックの代表的存在へと飛躍していったバンドによる70年3rd。Elton Deanに加えて、Nick Evans、Lyn Dobson、Rad Spail、Jimmy Hastingsという管弦奏者を充実させた8人体勢で録音された本作は、20分に迫る大曲4曲で聴かせる意欲作であり、初期のサイケデリック・ロックの音楽性を下地にしながらも、構築されたジャズ・ロック・アンサンブルと適度なアヴァンギャルド志向が融合した傑作です。
STACKRIDGE / FRIENDLINESS
これぞ、英国田園ポップ!72年作
イギリスのアコースティック系プログレッシブ・ロックグループであり、後にKORGISを結成するJames Warren、Andy Davisを擁したバンドの72年作。基本的な路線は前デビュー作から継承されたポップ・フィーリングとフォーキーで牧歌的なサウンドであり、アコースティックな味わいがやはり素晴らしい作品となっています。ヴァイオリン、フルート、チェロを登用したアプローチも前作以上に洗練され表情豊かに、クラシカルに響きます。また、メロトロンを本格的に導入、プログレッシブ・ロックらしいサウンドへと移行しています。
TUDOR LODGE / TUDOR LODGE
英国フォークを代表する傑作
イギリスのテューダー朝からその名を取った英国トラッド・フォークの名バンドの71年作。SPIROGYRA、MELLOW CANDLEと並んで英国トラッド・フォークの「三種の神器」と言われる本作は、メロディーラインの良さで聴かせるフォーク作となっており、アコースティック・ギターなどを基本にフルートやストリングスの彩りも美しい傑作です。また女性ボーカルAnn Steuartはアメリカ人であり、その資質もあってか英国ロックの重さや英国トラッド・フォークの個性である翳りはさほど感じられず、むしろアメリカらしい澄みきった音像と爽やかな世界観を見せるのが個性的です。
WATCH / PLANET EARTH ?
初期ジェネシスに眩惑されたイタリアのグループ、2010年作、圧倒的な幻想性、おすすめ!
初期ジェネシスに眩惑されたイタリアのグループ、2010年作。ハモンドやメロトロンのよる幻想性、丁寧に音を紡ぐギターによる繊細さとリリシズム、ガブリエルを彷彿とさせるヴォーカルによる演劇性。そして、キメのパートでの、ドラマティックなカタルシス。メロディ・ラインの素晴らしさも特筆もので、アルバムのどこを切っても優美なメロディがとめどなく溢れます。数多いジェネシス・フォロワーの中でもトップ・クラスのグループ。ここまで初期ジェネシスのソングライティングの妙と幻想性を受け継いだグループはいないでしょう。GENESISファンは必聴
WISHBONE ASH / ARGUS
72年発表の最高傑作
丁寧に折り重なるようにメロディが交差するツイン・リード・ギターがトレード・マークのグループ。彼らの最高傑作である72年作。叙情性溢れる英国的なメロディも絶品。
YES / YES ALBUM
Steve Howe加入、多彩なギターワークと複雑な楽曲構成が導入、YESサウンドを確立した71年3rd
英国プログレを代表するグループ、71年3rd。John Anderson、Bill Bruford、Chris Squireに加えSteve Howeが加入。前作までのPOPさを残しつつクラシック要素が強まり、楽曲構成がより複雑且つドラマティックなものへと変化しています。大作こそ無いもののYESサウンドを確立させたアルバムです。クラシカルなものからフラメンコまで、多様なフレーズを自然に溶け込ませるSteve Howeのギターが圧巻。細かく正確に刻まれるBill Brufordのドラム、メロディアスに高音を響かせるChris Squireのベース、そして天使の歌声John Andersonを加えたアンサンブルは、瑞々しく表情豊かです。本作でバンドを去ることになるTONY KAYEによるハモンド・オルガンも、英国らしいダークな雰囲気を醸し出しており魅力的。『FRAGILE』、『CLOSE TO THE EDGE』に次ぐ人気を誇る代表作。
YES / CLOSE TO THE EDGE
72年5th
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。
On Air List !
- 01: Close To The Edge / YES
- 02: 精武門 / KENSO
- 03: Islands / KING CRIMSON
- 04: Out-Bloody-Rageous (live) / SOFT MACHINE
- 05: Living In The Past / JETHRO TULL
- 06: Four Holes In The Ground / P.F.M.
- 07: R.I.P. / BANCO DEL MUTUO SOCCORSO
- 08: Goliath / MARS VOLTA
- 09: Deserted Cities Of The Heart (live) / CREAM
- 10: 21st Century Schizoid Man / KING CRIMSON
- 11: Yours Is No Disgrace / YES
- 12: Cometa Rossa / AREA
- 13: Muddy Stream / PANGAEA
- 14: Oro Caldo ~ Stanza Citta / OSANNA
- 15: カーニバルがやってくるぞ / 四人囃子
- 16: Super JokerSIRIUS /
- 17: Ace Of Wands / STEVE HACKETT
- 18: The Acrobat / KESTREL
- 19: Way Down A Rabbithole / SAMLA MAMMAS MANNA
- 20: Master Builder / GONG
- 21: Vasiliscul Si Aspida / PHOENIX
- 22: Invader / AKRITAS
- 23: Hipercandombe / LA MAQUINA DE HACER PAJAROS
- 24: Electric Junk / GURU GURU
- 25: Mumps / HATFIELD AND THE NORTH
- 26: Winter Wine / CARAVAN
- 27: MUGI Dance / VINCENT ATMICUS
- 28: On Reflection / GENTLE GIANT
- 29: Back In N.Y.C. / GENESIS
- 30: Il Bandito Del Deserto / AREA
- 31: Time Was / WISHBONE ASH
- 32: Eddies ~ Dum Dum / X-LEGGED SALLY
- 33: Teatime / STACKRIDGE
- 34: Dancin' Fool / FRANK ZAPPA
- 35: Acquario / ARTI & MESTIERI
- 36: Garden Party / ZNR
- 37: Hallogallo / NEU!
クリムゾン完コピ生演奏 by ALTERED STATES
- 38: 21st Century Schizoid Man
- 39: I Talk To The Wind
- 40: Epitaph
- 41: Moonchild
- 42: The Court Of The Crimson King
- 43: Dancing With The Moonlit Knight (live) / GENESIS
- 44: The Last Seven Minutes / MAGMA
- 45: 飾り窓の出来事 / MANDRAKE
- 46: Day Of The Dreamer / RENAISSANCE
- 47: Monster Within / FLOWER KINGS
- 48: Rock & Roll Contract / BIGELF
- 49: All The Lights In Town / WATCH
- 50: Part Zero / PINEAPPLE THIEF
- 51: Apollo II: The Telling Truth / COHEED AND CAMBRIA
- 52: Echoes / PINK FLOYD
- 53: Sunrain / ASHRA
- 54: Spoon / CAN
- 55: Echoes / CAMEL
- 56: Eruption / EL&P
- 57: Eruption(オーケストラ版) / 吉松隆:編曲
- 58: Hoedown / EL&P
- 59: Knife-Edge / EL&P
- 60: Sinfonietta for Orchestra(シンフォニエッタ) / クリーヴランド管弦楽団
- 61: Hamburger Concert / FOCUS
- 62: Divertiment II / ヴァンベール木管五重奏団
- 63: Toccata / EL&P
- 64: ピアノ協奏曲 第1番 作品28 第4楽章 / メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団
- 65: Platinum (live) / MIKE OLDFIELD
- 66: I See A Man / TUDOR LODGE
- 67: The Unquiet Grave / GRYPHON
- 68: Kara Jord / KULTIVATOR
- 69: Collections / ANTHONY PHILLIPS
- 70: Focus II / FOCUS
- 71: Song For America (live) / KANSAS
- 72: An Architect / WE INSIST!
- 73: Opat / MONG HANG
- 74: Time Stand Still / RUSH
- 75: Nothing To Lose / U.K.
- 76: Wish You Were Here (live) / PINK FLOYD
カケレコ・セレクト
『色褪せないロック・ミュージックと、ロックを愛するリスナーとをつなぐ最良のカケハシになりたい。』
名盤・定番からテーマ別のセレクションまで、カケレコがプログレへの熱い想いを込めてセレクトいたしました。
■ 名盤・定番セレクション
− プログレ
- ブリティッシュ・プログレ
- イタリアン・プログレ
- フレンチ・プログレ
- ジャーマン・プログレ
- 北欧プログレ
- 東欧・露プログレ
- その他ユーロ・プログレ
- 南米プログレ
- 北米&オセアニア・プログレ
- ジャパニーズ・プログレ
- プログレ/シンフォの新鋭
− ジャズ・ロック
− 英フォーク/フォーク・ロック
− ハード・ロック
− サイケ
■ ビギナー向け特選リスト
プログレはじめの一歩!
■ テーマ別セレクション
− プログレ
- ZEUHL系
- EL&Pの仲間たち
- NHK-FM『プログレ三昧』
- PROG FES 2010
- ハンガリー・プログレ
- メロトロン溢れるプログレ
- 変拍子が特徴のプログレ
- コンセプト・アルバム
- 女性ボーカルなプログレ
- クラシカル・プログレ


































